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KINOKUNIYAランキング タイ紀伊國屋書店提供(SOCIOLOGY分野 2022年 7月期)
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The Righteous Mind : Why Good People Are Divided by Politics and Religion(正義の心:なぜ善良な人々が政治と宗教によって分断されてしまうのか)
著者:ジョナサン・ヘイト著
価格:657 タイバーツ(オンライン価格)
米国社会の分断の起源は何か?社会心理学者である著者は、25年にわたる道徳心理学の研究の末、それは道徳的な直感、つまり私たちが他者やその行為に対して瞬時に抱く感覚であると結論づけた。著者は、誰もが「自分と異なる見方をする人は間違っている」と確信してしまうものだと言う。
本書は、こうした道徳的な直観が人々の政治的立場や文化によってどのように異なるかを解明し、それぞれが正当性を持っていることを指摘する。さらに、そもそも人間は「集団」を志向するものであり、この集団性こそが人間に最大の喜びをもたらす反面、宗教的・政治的な分断をも招くとも指摘する。その上で、著者は、さまざまな集団の見方を取り入れ、相互理解を促すことが、分断を避け、社会を繁栄へ導く道だと提言する。
<タイ紀伊國屋書店>
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Invisible Child : Poverty, Survival & Hope in an American City (目に見えない子ども:米国の都市における貧困、サバイバル、希望の物語)
著者:アンドレア・エリオット著
価格:1066タイバーツ(オンライン価格)
ピューリッツァー賞を受賞したジャーナリストのアンドレア・エリオットが、米国ニューヨーク、ブルックリンで生きる少女の劇的な8年間の物語を通じて、米国社会の貧困・差別などの問題や家族の絆の大切さを浮き彫りにする。
主人公ダサニの祖先は奴隷だった。北へと流れてきた家族の結束は固いが、シェルターからシェルターへと移動しつつ社会の底辺に暮らしている。ダサニは、飢餓、親の薬物依存、暴力、不安定な住居、人種分離教育、児童保護制度の監視など、数々の困難に直面しながら、7人の兄弟を守ろうと奮闘し、ついに13歳でペンシルバニアの寄宿学校に入学する。そこは全くの別世界であった。2つの世界の価値観の違いに戸惑うダサニは、「貧困から抜け出すことは愛する家族を捨てることなのか?」と自問する。
<タイ紀伊國屋書店>
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Narconomics : How to Run a Drug Cartel (ナルコノミクス:麻薬カルテルの運営方法)
著者:トム・ウェインライト著
価格:592タイバーツ (オンライン価格)
著者はジャーナリストとして中南米で活動し、麻薬ビジネスとその顧客、2億5000万人について真相を探るため、アンデスのコカ農家をはじめ、国家元首、獄中から麻薬帝国を動かすギャング、街角の殺し屋まで、あらゆる人々に取材した。その結果、麻薬カルテルが繁栄するために行っていることは、すべて大企業が行ってきたことだということを明らかにする。麻薬カルテルの幹部は、ブランド価値の創造から顧客サービスの改善まで、ウォルマートやマクドナルド、コカコーラといった企業の戦略や戦術を注意深く学び、成功したのだ。
この高度に組織化された恐ろしいビジネスとの戦いに勝つために必要なこととして、著者は、まず政府が麻薬カルテルを「企業」として経済的に分析し、仕組みを理解することから着手すべきだと指摘している。
<タイ紀伊國屋書店>
Books Kinokuniya: Narconomics : How to Run a Drug Cartel / Wainwright, Tom (9781785030420)