このサイトについて

「ドットワールド」へようこそ

 ドットワールドは、一般財団法人国際開発センター(IDCJ)が運営する国際ニュースの情報サイトです。基本姿勢は、「現地から見た世界の姿を知る」です。開発途上国をはじめ、世界のさまざまな国で起きている事象やニュースについて、現地に精通した識者が背景を掘り下げ、社会的な文脈と併せて分かりやすく解説します。また、ASEAN諸国の主要な英字紙から、各国社会の見方や価値観をよく伝える社説を選りすぐり、社会背景や経緯とともにそれぞれの主張と意味を分かりやすく翻訳・解説してお届けします。

 新興国の著しい台頭に伴い、国際秩序に地殻変動が起きていることが指摘されるようになって久しいですが、近年、世界の在り様は、ますます不透明になりつつあるようです。
 例えば、かつて開発途上国と呼ばれていた国々が、経済や技術革新などの分野で急速に力をつけ、先進国が歩んできた段階を飛び越えて世界の表舞台へと次々に踊り出ている一方、今、この瞬間も、多くの人々が突然の拘束や不当な逮捕に怯えている現実があります。

 怒りや憎しみといった排他的な感情や、残虐非道な暴力によって起きる悲しい事件も世界中で後を絶たず、ここ数年だけでも、2013年に起きたアルジェリア人質事件や、2015年の後藤健二さんら殺害事件、2016年に起きたダッカ襲撃事件、そして2019年4月のスリランカ連続爆破テロ事件など、日本人がターゲットになったり巻き込まれたりする事件が続いています。そのたびに私たちは、絶望的な暗黒に突如、突き落とされたような無力感と、凶行に及んだ人々が抱えていた深い絶望を突き付けられ、息苦しいほどの悲しみにただじっと耐えてきました。
 しかし、この世界には、不条理や悲しみだけが溢れているわけではありません。より良い祖国やより良い世界を目指し、それぞれの立場でできること、やるべきことを考え、歩み続けようとする人々の挑戦は、暗闇を照らす灯台のように進むべき道を示してくれます。

 ドットワールドは、世界の人々から見た世界の姿や、彼らが大切に守っているもの、あるいは、各国の論調などを記事や写真、動画を通じて伝えることで、多様な価値観を理解し、違いを受容し合えるような、平和で寛容な一つの世界を築く一助となることを目指します。

2019年7月
ドットワールド編集長 玉懸光枝

媒体名の由来

 この媒体の名前は、「ドットワールド(.world)」です。
 「ドット(.)」には、プログラミングで「任意の一字」や「省略」の意味があります。
 読者のみなさんに「私の」「あなたの」「未来の」「理想の」…と自由に枕詞をつけながら読んでいただき、それぞれが思う理想の世界について論じる場になってほしいとの意味を込めてつけました。
 途上国をはじめ、世界のいろいろな国に厚みのある情報と深い知見をお持ちの方々に、現地の論調や見方を発信いただき、多様な世界を理解する一助になることを願っています。

ロゴに込めた想い

 ドットワールドのロゴは、社会問題をアート・デザインで解決する活動を展開している一般社団法人Social Compassさんに制作していただきました。カンボジア人女性デザイナーの作品です。
 世界を構成する無数の「ドット」。その1つ1つに入り込み、中を見つめることで新しい視座を提供する存在になりたいという願いが込められています。色は白と黒のみ、フォントもシンプルにすることで、特定の色を付けることなく世界を理解したいというこだわりを表現しました。

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