From Editor(2023年8月)
Newsletter vol.55

  • 2023/8/28

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 故人が戻って来ると言われるお盆。3年前の母の初盆も、今年の父の初盆も、特段、大仰なことはしていないが、普段に比べれば、やはり2人に語りかけることが多いだろうか。遠い昔、この時期には東北の祖母の家に親戚が集まって、迎え火をたいたり、提灯を飾ってナスやキュウリに割り箸を刺した精霊馬をつくったり、お寺から受け取った灯篭を川に流したりしていたことを思うと、伝統を受け継いでいないことに少しだけ後ろめたさを感じながらも、派手なことや形にとらわれることが嫌いだった両親ならきっと「普段通りに過ごして」と言うだろうな、と都合よく解釈している。外出先や出張先でふと思い出される2人の表情や口ぐせがあまりに生き生きとしているためか、お盆だから帰ってくるという感覚は正直、まだしっくり来ないが、お盆やお彼岸のように、会えなくなった人たちに思いを馳せて偲ぶ時期が一年のカレンダーに根付いているのは、素敵な文化だと思うようになった。
 国が変われば死生観も異なり、弔いの形から葬儀やお墓の有無までさまざまだ。しかし、どんな形で見送るにせよ、共に過ごした日々まで失われるわけではない。大切な人と別れざるを得なかったすべての人たちが、あたたかい記憶を胸に再び歩き始め、進んでいける世界であってほしいと願います。
                  *
 ドットワールドは、現地から見た「世界の姿」を伝えるために、これからも力を尽くします。引き続きご支援のほど宜しくお願いいたします。

 

◆「社会を読み解く」(2023年6月1日~2023年8月15日掲載分)

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久保田徹さんがドキュメンタリー『Still a Journalist』を公開(ドットワールド編集長 玉懸光枝執筆)
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 昨年7月末にミャンマーでクーデターに抗議するデモ隊を撮影中に拘束され、111日後の11月に帰国したドキュメンタリー作家の久保田徹さんが、帰国後初となる作品『Still a Journalist』を公開しました。
 軍に追われ、祖国を離れてもなお表現することを諦めず隣国で映像制作を続けるミャンマー人表現者たちの素顔に、はっとさせられます。
 ⇒ https://dotworld.press/myanmar_still_a_journalist/

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ケニア人のお洒落ゴコロに応え活況を呈する美容業界(株式会社アクセルアフリカ 長谷川将士氏執筆)
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 近年、ケニアで美容業界が活況を呈しているといいます。これまでドレッドヘアーや美白ブームなど、現地の美容事情について紹介してきた筆者が、今回は美容サロンに潜入しました。
 手ごろな価格の店舗から、業態の枠を超えて多様なビジネスに乗り出す高級店まで、さまざまなサロンに込められた経営者の思いや、顧客のニーズからケニア社会を読み解きました。
 ⇒ https://dotworld.press/kenya_booming_beauty_industry/

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残り半年を切った台湾総統選挙の行方を読む(ジャーナリスト 福島香織氏執筆)
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 2024年1月13日に予定されている台湾総統選挙まで、残り半年を切りました。
 選挙は、与党である民進党副総統の頼清徳候補、新北市長である国民党の侯友宜候補、そして元台北市長で民衆党の柯文哲候補の三つ巴戦ですが、昨年まで市民から圧倒的な支持を集めていた侯友宜候補の人気がここに来て急降下するなど、勢力図が大きく変わりつつあるといいます。
 中国情勢に詳しい筆者が、最大争点である中国の脅威への対応策を巡る三候補の主張を整理するとともに、来たる台湾総統選が米国をはじめ国際社会にとってどのような意味をもつのか、読み解きました。
 ⇒ https://dotworld.press/taiwan_presidential_election_less_than_six_months_left/

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クーデター直後の日々を記録した映画『ミャンマー・ダイアリーズ』が劇場公開(ドットワールド編集長 玉懸光枝執筆)
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 2021年2月1日にクーデターが起きた直後のミャンマーの人々を描いた映画『ミャンマー・ダイアリーズ』が、8月5日より劇場公開されます。
 10人の映像作家たちが軍に隠れながら命を懸けて撮影したショートフィルムと、市民が自宅の窓などから弾圧の様子をスマホに記録し、インターネットの遮断をかいくぐってSNSに投稿した断片映像で構成されたオムニバス形式の本作品の見方と「つなぐ」ことの意味について、配給を手掛ける藤元明緒さんと渡邉一孝さんへのインタビューから考えました。
 ⇒ https://dotworld.press/myanmar_diaries/

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車社会のハワイに鉄道が来た! 住民たちの声は(経済ジャーナリスト 土方揚氏執筆)
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 ハワイの経済、観光、政治の中心であるオアフ島で6月30日、鉄道「スカイライン」が一部開業しました。
 モータリゼーションの波にのまれて1947年に当時の鉄道が廃止されて以来、約76年ぶりに運行を再開した鉄道を、現地の人々はどう見ているのでしょうか。
 開業式の様子とあわせてご紹介しました。
 ⇒ https://dotworld.press/us_new_railway_in_hawaii/

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エチオピアの飢える民衆に届かなかった食糧援助(在米ジャーナリスト 岩田太郎氏執筆)
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 アフリカ第二の人口規模を誇るエチオピアで、干ばつと内戦の影響により食糧の緊急支援が求められています。
 しかしそんな同国で、米国や日本からの支援食糧が大半、政府高官や省庁に横領され、困窮している民衆には届いていないことが明らかになりました。
 過去の教訓はなぜ生かされなかったのか、その背景に見えてくる「新冷戦」の影響について、米国在住の筆者が読み解きました。
 ⇒ https://dotworld.press/ethiopia_food_aid_that_did_not_reach_the_people/

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それでもミャンマー音楽は続く(ギター奏者、作曲家、ミャンマーマンドリン奏者 村上巨樹氏執筆)
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 長い歴史の中で独特の音楽文化が育まれ、オリジナリティ溢れるさまざまな楽器が人々の暮らしを鮮やかに彩り続けているミャンマー。
 同国のレコード文化や音楽シーンに詳しく、自身も日本各地や海外での演奏活動や講演を通じてミャンマー音楽の変遷や奏法について発信している筆者が、その歴史と魅力について現在の様子とともにご紹介します。 
 ⇒ https://dotworld.press/still_myanmar_music_goes_on/

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「一帯一路」構想10周年目の不穏(ジャーナリスト 福島香織氏執筆)
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 2013年9月に中国の習近平国家主席が「一帯一路」構想の前進となる「シルクロード経済ベルト」を提唱して、間もなく10年。
 沿線国だけで世界人口の6割、GDPは3割を占めるまでに成長したこの世界巨大経済圏構想が、大きな節目を前に、存亡の危機を迎えています。
 一帯一路や、金融面から支えるために設立されたAIIBを巡って相次ぐ不穏な動きと、延命策に奔走する中国人外交官らの姿、そして対外姿勢をむしろ強硬化させている習近平政権の動向について、中国に詳しい筆者が読み解きました。 
 ⇒ https://dotworld.press/one_belt_one_road_shadow_looming_over_the_tenth_year/

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水面下で動く「終戦後」のウクライナ鉄道ビジネス(経済ジャーナリスト 土方揚氏執筆)
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 今年2月にウクライナを電撃訪問したジョー・バイデン米大統領も、翌3月にウクライナを訪問した岸田文雄首相も、キーフ入りには鉄道を利用しました。
 ロシアによる攻撃の危機にさらされながらも高い信頼度を誇る同国の鉄道を巡る現地関係者の誇りと、「終戦後」をにらみ早くも世界から熱い視線が注がれている復興ビジネスの動きに関する解説を掲載しました。
 ⇒ https://dotworld.press/ukraine_railway_business_after_war/

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ラテンアメリカの「今」を届ける 第7回 日本から海を超えて 女性たちが進める「障害者革命」(フォトジャーナリスト 柴田大輔氏執筆)
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 日本から太平洋を超えてラテンアメリカに伝わった障害者の自立生活運動が、パラグアイをはじめ域内に広がり、花開き始めています。
 現地の障害当事者たちの半生と挑戦について紹介しました。
 ⇒ https://dotworld.press/paraguay_latin_america07/

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米金融政策の「失敗の本質」はどこにあるのか(在米ジャーナリスト 岩田太郎氏執筆)
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 米国で今年3月以降、中堅地方銀行の破綻が相次ぎました。
 繰り返される米金融の失敗は、米国国民にどのような影響を与えているのでしょうか。また、米金融忍耐する国際的な信頼感はどう変化したのでしょうか。
 現地在住の筆者が、「失敗の本質」を読み解きました。
 ⇒ https://dotworld.press/us_financial_failure/

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「同じ時代を共に生きている他者に関心を」(ドットワールド編集長 玉懸光枝執筆)
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 さまざまな形で生存を脅かされ、命を奪われた国内外の社会構造の犠牲者たちを詠んだ異色の詩集『声をあげずに泣く人よ』の出版から1年。詩人の高細玄一さんは、悪化の一途をたどる世界の人権状況や、議論が尽くされないまま立法化されようとしている入国管理法改正案など、さまざまな声なき声に耳を澄ませ、今も創作を続けています。
 同氏の活動の根底に流れる「取り戻すことのできない喪失感」について考えました。
 ⇒ https://dotworld.press/people_who_cry_without_raising_their_voices/

 

◆「世界写真館」(2023年6月1日~2023年8月15日掲載分)

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【Pray for Myanmar】製本家業(写真家 亀山仁氏撮影)
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「ヤンゴンのダウンタウンで建物の脇の路地を入っていくと突然、生活の場に出会うときがある。共同住宅の建物の裏に中庭のようなスペースがあり、住民たちは器用に自分の居場所を作り家事をこなす。」
 ⇒ https://dotworld.press/photogallery_myanmar_bookbinder/

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キリマンジャロ登山のポーターたち(タンザニア)(写真家 山形豪氏撮影)
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「観光客がキリマンジャロを登るには、テントや食料、調理器具など全ての資材を運んでくれるポーターたちの存在が不可欠だ。彼らが自分の持ち物以外に担ぐ(肩や頭に乗せる)荷物の量は時に20kgちかくにもなる。」
 ⇒ https://dotworld.press/photogallery_tanzania_porters_on_mount_kilimanjaro/

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【Pray for Myanmar】本から広がる世界(ビルマ語通訳、翻訳者 森本綾氏撮影)
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「ミャンマーは今まさにお正月で、水を掛け合うお祭り「ティンジャン」のために、大通りにステージがいくつも立ち並ぶ時期です。早く平和が訪れ、人々が心の底から新年を祝えるようになることを願ってやみません。」
 ⇒ https://dotworld.press/photogallery_myanmar_thingyan_stage/

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【Pray for Myanmar】国内避難民キャンプ(写真家 新畑克也氏撮影)
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「ラカイン州ミャウーのミャタザウン僧院に併設された、紛争で村を追われた人々が暮らす国内避難民キャンプ。外で遊んでいた丸刈りの少女がシェルターに案内してくれた。若い母親は穏やかに微笑んでくれたが、その表情には疲労の色がうかがえた。」
 ⇒ https://dotworld.press/photogallery_myanmar_idp_camp/

 

◆「報道を読む」(2023年6月1日~2023年8月15日掲載分)

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危機に瀕する東南アジアの民主主義
(カンボジア・Khmer Times紙 2023年7月24日付社説、インドネシア・Jakarta Post紙 2023年7月26日付社説より)
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 カンボジアで7月23日、5年に一度の国民議会選挙(125議席)が実施されました。投票率は84.58%。817万7000人が投票し、フン・セン首相が率いる与党・カンボジア人民党が圧勝し、首相の長男フン・マネット氏が後継することが発表されましたが、事前に野党勢力を「排除」しての勝利に国際社会から懸念の声が上がっています。
 選挙後、与党寄りのクメールタイムズ紙が選挙の正当性を主張したのに対し、ASEAN議長国インドネシアのジャカルタポスト紙は「茶番」だと厳しく批判し、域内諸国で民主主義が揺らいでいることを強く危惧する社説を掲載しました。
 ⇒ https://dotworld.press/camodia_indonesia_aseans_ailing_democracy/

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アジア各国で総選挙、有権者の声の行方は
(インドネシア・Jakarta Post紙 2023年7月8日付社説、カンボジア・Khmer Times紙 2023年7月13日付社説より)
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 東南アジア諸国で今年から来年にかけて重要な総選挙が続いています。
 総選挙と大統領選挙を来年に控えたインドネシアからは、若年有権者たちの取り込みが課題だと呼びかけるジャカルタポスト紙の社説を、また、今年7月に総選挙が行われたカンボジアからは、投票日直前の紙面で野党を手厳しく批判した与党寄りのクメールタイムズ紙の社説を紹介しました。
 この紙面が出た後、カンボジアでは野党を「排除」した総選挙が7月23日に敢行され与党が圧勝。国際社会からは強い懸念の声が上がっています。
 ⇒ https://dotworld.press/cambodia_indonesia_listen_to_voters_voice/

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医療者が足りない!東南アジア諸国の現状
(タイ・Bangkok Post紙 2022年6月9日付社説、フィリピン・Philippine Daily Inquirer 2022年6月15日付社説より)
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 コロナ禍によって医療現場におけるさまざまな課題が浮き彫りになりました。
 特に世界中で深刻化している医療人材不足の問題について、タイとフィリピンの社説を紹介しました。
 ⇒ https://dotworld.press/thailand_philippines_shortage_of_nurses/

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「プーチンのロシア」に翳りか?ワグネルの衝撃
(インドネシア・Jakarta Post紙 2023年6月7日付社説、インド・Times of India紙 2023年6月26日付社説より)
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 ロシアのウクライナ侵攻から間もなく1年半。戦争が終わる兆しはいまだ見えませんが、6月にはロシアの民間軍事会社ワグネルの代表プリゴジンが武装反乱を起こした後、1日で部隊を撤退させるなど、ロシア国内の混乱も伝わってきます。
 こうした情勢をアジアはどう報じたのでしょうか。インドネシアとシンガポールの社説を紹介しました。
 ⇒ https://dotworld.press/russia_wagner_prigozhin/

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プラスチック汚染に国際条約で立ち向かえ
(バングラデシュ・Daily Star紙 2023年6月5日付社説、シンガポール・Straits Times紙 2023年6月5日付社説より)
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 「プラスチック汚染」が地球環境を脅かす重要課題になって久しいですが、近年、国際条約をつくる動きが本格化しています。
 バングラデシュとシンガポールの社説を紹介しました。
 ⇒ https://dotworld.press/bangladesh_singapore_inaction_plastic_ban_killing_our_environment/

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男女平等からほど遠いアジア各国の現状
(パキスタン・Dawn紙 2023年6月26日付社説、マレーシア・The Star紙 2022年6月26日付社説より)
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 世界経済フォーラムが男女格差の現状を国別で評価する「グローバル・ジェンダーギャップ報告書」の2023年度版が6月21日に公表されました。
 146カ国中142番目とワーストファイブの一つ、パキスタンと、東南アジアでは経済先進国でありながら順位は102位と芳しくないマレーシアの社説を紹介しました。
 ⇒ https://dotworld.press/pakistan_malaysia_mind_gender_gap/

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インドのモディ首相が15年ぶりの国賓として訪米
(インド・Times of India紙 2023年6月22日付社説、シンガポール・Straits Times紙 2023年6月13日付社説より)
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 インドのモディ首相が6月、15年ぶりの国賓として訪米し、バイデン大統領とホワイトハウスで会談しました。
 両国が防衛協力の強化や先端技術分野での協力を深めることなどで合意したことを報じる地元インドとシンガポールの社説を紹介しました。
 ⇒ https://dotworld.press/us_india_tighten_defence_ties/

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中国、コロナからの経済再生に失敗か
(シンガポール・Straits Times紙 2023年6月9日付社説、ネパール・Kathmandu Post紙 2023年6月29日付社説より)
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 中国が、新型コロナの感染拡大により低迷した国内経済の回復に苦戦しています。
 米中対立のさなかに起きたロシアによるウクライナ侵攻や、モディ首相の訪米にみる米印の接近など、国際的にも厳しい局面に立たされつつある同国を、シンガポールとネパールはどう見ているのでしょうか。
 ⇒ https://dotworld.press/singapore_nepal_confused_on_china/

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東南アジアの国々が抱える食料問題
(フィリピン・Daily Inquirer紙 2023年5月25日付社説、バングラデシュ・Daily Star紙 2023年5月12日付社説より)
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 人類の生存に欠かせない食事。しかし、今日、あらゆる国々がその食事を巡りなんらかの問題を抱えています。
 低所得者の飢餓状態に危機感を募らせるフィリピンの社説と、乳幼児の栄養状態の偏りを危惧するバングラデシュの社説を紹介しました。
 ⇒ https://dotworld.press/philippines_bangladesh_ensure_healthy_food_children/

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東南アジアの五輪「SEAゲーム」の真の目的は
(カンボジア・Khmer Times紙 2023年5月18付社説、インドネシア・Jakarta Post紙 2023年5月13日付社説より)
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 「東南アジアのオリンピック」と呼ばれるSEAゲームが5月5日から17日まで、カンボジアの首都プノンペンで開催されました。
 フン・セン政権が国を挙げて開催に取り組んだこの大会について、地元カンボジアとインドネシアの英字紙の社説を紹介しました。
 ⇒ https://dotworld.press/ambodia_indonesia_sea_games/

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パキスタンで脅かされる「報道の自由」
(パキスタン・Dawn紙 2023年5月24日付社説、マレーシア・The Star紙 2023年5月29日付社説より)
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 パキスタンで5月9日、イムラン・カーン前首相が逮捕され、同氏の支持者らが各地で激しい抗議デモを実施。多数が拘束されました。
 カーン氏は3日後に釈放されましたが、一連の騒動を通じて報道の自由が脅かされている実態が浮き彫りになったことについて、地元英字紙の社説を紹介しました。
 ⇒ https://dotworld.press/pakistan_malaysia_harassing_journalists/

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混乱続くミャンマー 周辺国の終わらぬ苦悩
(インド・Times of India紙 2023年5月27日付社説、シンガポール・Straits Times紙 2023年5月16日付社説、インドネシア・Jakarta Post紙 2023年5月12日付社説より)
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 2021年2月のクーデターで国軍が実権を握ったミャンマーで、今も国民への弾圧が続いています。
 事態の打開策を打ち出すこともできていない状況に苦悩する周辺国から、インド、シンガポール、インドネシアの社説を紹介しました。
 ⇒ https://dotworld.press/no_easy_solutions_to_myanmar_crisis/

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マイクロプラスチックが空を舞う
(フィリピン・Daily Inquirer紙 2023年5月14日付社説、シンガポール・Straits Times紙 2023年5月8日付社説、バングラデシュ・Daily Star紙 2023年5月11日付社説より)
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 環境保全の取り組みが地球全体で急務になっています。
 大気中を浮遊するマイクロプラスチックの問題が深刻化しているフィリピンのほか、海面温度が上昇しているシンガポール、ヒートアイランド化が進行しているバングラデシュの社説を紹介しました。
 ⇒ https://dotworld.press/philippines_singapore_bangladesh_plastic_in_the_air/

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タイ総選挙、国民から軍事政権への「ノー」
(シンガポール・Straits Times紙 2023年5月24日付社説、タイ・Bangkok Post紙 2023年5月25日付社説より)
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 5月14日に投開票されたタイ下院(定数500)の総選挙で、革新系の野党第2党「前進党」が第1党に踊り出た一方、9年前の軍事クーデターを率いたプラユット現首相率いる「タイ団結国家建設党」は、36議席にとどまりました。
 この結果を伝えるシンガポールと地元タイの英字紙社説を紹介しました。
 ⇒ https://dotworld.press/thailand_dont_delay_poll_results/

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暑い、暑い、暑い!南アジアを襲う熱波
(バングラデシュ・Daily Star紙 2023年4月17日付社説、インド・Times of India紙 2023年4月21日付社説より)
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 4月中旬、連日40度を超える猛烈な暑さが南アジアを襲いました。
 首都ダッカの気温が過去58年で最も暑い40.5度を記録したバングラデシュと、熱中症による死者が急増しているインドの社説を紹介しました。
 ⇒ https://dotworld.press/bangladesh_india_extreme_summer_temperatures/

 

 

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