From Editor(2023年12月)
Newsletter vol.57

  • 2023/12/31

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「ドットワールド Newsletter」へご登録いただいた皆様

 

 2023年も暮れようとしています。残念ながら、今年も世界では戦闘が絶えず、「分断」という言葉が陳腐に思えるほどに憎悪や嘆きの声が溢れ、たくさんの喪失がありました。個人的にも「1日でも先であってほしい」と願ってきた父との別れがあり、空虚感にさいなまれ続けた年でしたが、母の時と同様、父の最期の時間もすぐ傍で共に過ごしながら看取ることができたことには感謝しなければならないのだとも感じています。その人の生き様と尊厳に思いを馳せながら最後の別れを告げることすら許されない、暴力的で理不尽な別れが今の世界にはいかに多いことでしょうか。大切な人の生命が突然、断たれたことを受け入れられず、遺体に取りすがって泣き崩れたり、腕に抱きかかえたまま放心状態で歩いたりしている姿を目にするたびに、悲しみと絶望を思って胸がえぐられそうになります。

 それでも、祖国の現状に異を唱え、世界に救いを求めることを諦めない人々が各地にいます。そして、そんな彼らの訴えに応えようと力を尽くす人々も、大勢います。そんな思いに触れるたび、「絶望するのはまだ早い」と自分に言い聞かせながら、今年もたくさんの記事をお届けしてきました。取材にご協力いただいた方々、ご寄稿くださった方々、貴重な写真をお貸しくださった方々、そして、記事を読んでくださった方々に感謝いたします。   

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 ドットワールドは、現地から見た「世界の姿」を伝えるために、これからも力を尽くします。引き続きご支援のほど宜しくお願いいたします。

 

◆「社会を読み解く」の新着記事(2023年10月16日~2023年12月31日)

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ミャンマー北部で展開された「1027オペレーション」の裏側を読む(ジャーナリスト 福島香織氏執筆)

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 ミャンマー北部で突如、展開された「1027」オペレーション。中国は反ミャンマー軍事政権武装集団と手を組みこの大規模な電信詐欺拠点一掃作戦を展開しましたが、その後、11月末にもミャンマー国境で軍事演習を行ったりティラワ港に親善訪問の名目で入港したりしています。

 さらに12月11日には軍事政権と反軍勢力の会談を仲介したことが明らかになりました。こうした中国の動向はミャンマー和平につながるものになるのでしょうか。中国に詳しい筆者の解説を掲載しました。

 ⇒ https://dotworld.press/myanmar_china_1027operation/

 

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タイのスラムが生んだ「奇跡のオーケストラ」の物語(前編)(後編)(講談社 知財・契約管理部 広部潤氏執筆)

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 タイのスラム街で生まれ、スラム街をベースに活動を続けてきた「イマヌエルオーケストラ」が10月に初来日し、北海道や東京、熊本などで演奏を披露しました。

 23年前にスラムで芽吹き、多くの支援者たちに育てられて日本公演を果たすまでに成長を遂げたオーケストラの歩みと、彼らに寄り添い続けたバンコク在住の女性をはじめ支援者たちの思いについて2話連載で紹介しました。

 ⇒ (前編)https://dotworld.press/thailand_immanuel_orchestra_first_part/

 ⇒ (後編)https://dotworld.press/thailand_immanuel_orchestra_latter_part/

 

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イスラエルを絶対支持するドイツで制限される「言論の自由」(在独エディター 駒林歩美氏執筆)

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 イスラム組織ハマスとイスラエルの軍事衝突により人道危機が続く中、国際社会の姿勢も割れています。

 かつてナチスによるホロコーストを経験した歴史からイスラエルを絶対的に支援するドイツでは、パレスチナを支援する動きが抑圧されているといいます。現地在住の筆者が、制限が強まりつつある言論の自由について解説しました。

 ⇒ https://dotworld.press/germany_which_absolutely_supports_israel/

 

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BRICSサミットで浮き彫りになった脱米国一極体制の動き(ジャーナリスト 福島香織氏執筆)

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 2023年8月に南アフリカで開催されたBRICSサミットで、加盟国が従来の5カ国から6カ国増え、11カ国に拡大することが決定されました。

 BRICSは今後、G7に対抗する新興国およびグロバールサウス陣営として発展を遂げ、世界の脱米国一極体制を推進する存在になるのか、その牽引役ははたして習近平体制の中国なのか、という観点から、中国に詳しい筆者が読み解きました。

 ⇒ https://dotworld.press/china_india_bris_summit/

 

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台湾から中国に外交スイッチしたソロモン諸島のいま(ジャーナリスト 福島香織氏執筆)

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 南太平洋上のソロモン諸島では、ソガバレ政権が進める数々の親中的な政策によって中国の属国化が懸念されています。今年2月には、中国に批判的な立場を貫き、中国企業からの賄賂も拒否したマライタ州知事(当時)のダニエル・スイダニ氏が罷免されました。

 10月上旬に来日したスイダニ氏と、同氏の下で政策顧問を務めていたセルサス・タリフィル氏に中国情勢に詳しい筆者がインタビューし、ソロモン諸島の現状を探りました。

 ⇒ https://dotworld.press/solomon_islands_diplomatic_switch/

 

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インドネシア高速鉄道の開業と変わる中国の鉄道輸出環境(経済ジャーナリスト 土方揚氏執筆)

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 インドネシアのジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道「Whoosh(ウーシュ)」が、10月2日に開業しました。日本が2008年頃から事業化調査を進め、受注が確実視されていたにも関わらず、2015年に受注を勝ち取ったのは中国でした。

 世界の鉄道業界に詳しい筆者が、Whooshの車両を製造した「中国中車」のビジネスモデルを端緒に中国の高速鉄道化の歩みを振り返りつつ、中国政府が掲げる「一帯一路」戦略の現状を読み解きました。

 ⇒ https://dotworld.press/indonesia_china_high_speed_rail/

 

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ケニアのゴミ山で生きる「政府公認」のウェストピッカーたち(株式会社アクセルアフリカ 長谷川将士氏執筆)

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 ケニアの首都ナイロビから一時間ほど北へ車を走らせたキアンブ県のティカに広がるカンゴキ最終処分場。県内すべてのゴミが集まってくるこの処分場で、分別されないまま野積みされているゴミ山から使えそうな資源物を拾い、生計を立てているウェストピッカーたちがいます。

 強烈な臭気や大量のハエと闘いながらたくましく生きる彼らの姿を、現地に詳しい筆者が生き生きと描きました。

 ⇒ https://dotworld.press/kenya_waste_pickers_in_disposal_site/

 

 

◆「世界写真館」の新着写真(2023年10月16日~2023年12月31日)

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Pray for Myanmar】スイカ売りの少女(写真家  小池隆氏撮影)

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「初めて会った時はスイカを載せた大きなお皿をホームのベンチに置き、客が食べ終わった皮をしゃぶって喉の渇きを癒していた少女。3年の間にずいぶん成長し、人気の売り子になっていた。(ヤンゴン〜ピィ線 ロカ駅)」

  ⇒  https://dotworld.press/photogallery_myanmar_the_watermelon_seller_girl/

 

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世界遺産エルサレムの旅に思う(旅フォトグラファー 三田崇博氏撮影)

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 10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルに対して大規模な越境攻撃を仕掛けた報復措置として、イスラエル軍によるガザ地区への大規模な攻撃が続き、双方に多くの犠牲が出ています。特にイスラエル軍に包囲されたガザ地区では物資や電気の遮断による人道危機が深刻で、病院などへの攻撃から子どもを含めた死傷者の数は増加の一途をたどっています。

 2008年12月に起きたガザ紛争の直後に世界遺産エルサレムを訪れた写真家が、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教、それぞれの聖地とされてきた旧市街の景色を振り返りつつ、イスラエルとパレスチナ問題に思いを馳せ、平和を願うフォトギャラリーを寄せました。

  ⇒ https://dotworld.press/memories_of_travel_in_world_heritage_jerusalem/

 

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買い物帰りの夫婦(ルーマニア)(茂木智行氏撮影)

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「街の中を走るイメージがあるトラムだが、街と街を結んでいることも稀にある。西部の街、アラドから衛星都市ギオロクへの路線はその一つ。1時間に1本のトラムを待っていると、「どっから来たんだい」と、買い物帰りの夫婦に笑顔で声をかけられた。」

 ⇒ https://dotworld.press/photogallery_romania_on_the_way_back_from_shopping/

 

 

◆「報道を読む」の新着記事(2023年10月16日~2023年12月31日)

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ガザ爆撃止まず 停戦に向け役割を模索するアジア

(バングラデシュ・Daily Star紙 2023年11月24日付社説、インド・Times of India紙 2023年11月23日付社説、インドネシア・Jakarta Post紙 2023年11月17日付社説より)

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 つかの間の一時停戦により一部の人質解放は実現したとはいえ、いまだ和平への糸口が見えないイスラエルとハマスの衝突。終わらない惨状に世界は憤り、嘆きながらも、自国にできることを模索し続けています。バングラデシュ、インド、そしてインドネシアの社説を紹介しました。

 ⇒ https://dotworld.press/bleeding_gaza_puts_the_world_shame/

 

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ミャンマー「1027」作戦を東南アジアはどう報じたか

(タイ・Bangkok Post紙 2023年11月19日付社説、インドネシア・Jakarta Post紙 2023年11月23日付社説、タイ(ミャンマー)・Irrawaddy紙 2023年11月7日付社説より)

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 ミャンマーで軍と対立する少数民族武装勢力が10月27日に一斉攻撃を開始した「1027作戦」について、東南アジアはどう報じたのでしょうか。隣国タイのバンコクポスト紙、今年のASEAN議長国であるインドネシアのジャカルタポスト紙、そしてタイ北部に拠点を置くミャンマーの民主派メディア、イラワジの社説を紹介しました。

 ⇒ https://dotworld.press/myanmar_still_a_ticking_time_bomb/

 

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イスラエルのガザ報復爆撃 東南アジアにも影響

(シンガポール・Straits Times紙 2023年11月9日付社説、インドネシア・Jakarta Post紙 2023年11月9日付社説より)

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 日々、犠牲者が増え続けるイスラエルとハマスの衝突。遠く離れた東南アジア諸国も、その影響から逃れることはできません。シンガポールとインドネシアの報道ぶりを紹介しました。

 ⇒ https://dotworld.press/singapore_indonesia_gaza_protests_risk_getting_radicalised/

 

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フィリピンと中国の間でくすぶる火種 南シナ海問題

(フィリピン・Daily Inquirer紙 2023年10月25日および10月28日付社説、シンガポール・Straitstimes紙 2023年10月3日付社説より)

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 中国やフィリピンなどが領有権を争っている南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島)で10月22日、フィリピン軍の輸送船と中国海警局の船が衝突しました。フィリピン政府によれば、フィリピン沿岸警備隊の巡視船と中国の海上民兵の船の接触も発生したといいます。急速に悪化している両国間の関係について、フィリピンとシンガポールの社説を紹介しました。

 ⇒ https://dotworld.press/philippines_singapore_a_dangerous_tangle_in_south_china_sea/

 

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インド最高裁、同性婚を認めず

(インド・Times of India紙 2023年10月18日付社説、ネパール・Kathmandu Post紙 2023年10月19日付社説より)

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 インドの最高裁が10月17日、同性同士の婚姻について合法化を認めない判決を下しました。判決に異を唱える地元インドとネパールの英字紙の社説を紹介しました。

 ⇒ https://dotworld.press/india_nepal_missing_colours/

 

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国境を越えて広がるミャンマーの人権侵害問題

(バングラデシュ・Daily Star紙 2023年10月27日付社説、インドネシア・Jakarta Post紙 2023年10月5日付社説より)

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 クーデターから2年10カ月が経つミャンマーにおける人権問題について、バングラデシュとインドネシアの英字紙が10月にそれぞれ社説で自国民との関わりの観点から論じました。

 ⇒ https://dotworld.press/indonesia_bangladesh_double_standards_on_myanmar/

 

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ガザでの戦争、グローバルサウスはどう見るか

(インド・Times of India紙 2023年10月16日付社説、および10月19日付社説、スリランカ・Daily News紙 2023年10月19日付社説より)

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 イスラム組織ハマスとイスラエルとの武力衝突によって続いている惨劇について、グローバルサウスと呼ばれる新興国、特にインドや隣国スリランカはどう見ているのでしょうか。10月中旬に相次いで掲載されたインドおよびスリランカの社説から探ります。

 ⇒ https://dotworld.press/india_sri_lanka_middle_east_conflict_wider/

 

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緊迫するガザ情勢をイスラム諸国はどう見るか

(パキスタン・Dawn紙 2023年10月29日付社説、バングラデシュ・Daily Star紙 2023年10月25日付社説、インドネシア・Jakarta Post紙 2023年10月11日付社説より)

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 パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルとの武力衝突は、双方に甚大な被害をもたらしています。衝突が拡大の一途をたどり、解決の糸口すら見えなかった10月末現在、アジアのイスラム諸国はこの状況をどう報じていたのでしょうか。パキスタン、バングラデシュ、そしてインドネシアの社説を紹介しました。

 ⇒ https://dotworld.press/pakistan_bangladesh_indonesia_no_more_eye_for_eye/

 

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「遠い国の紛争」がなぜ私たちにとって重要なのか

(タイ・Bangkok Post紙 2023年10月14日付社説、ネパール・ Kathmandu Post紙 2023年10月9日付社説、シンガポール・ Straits Times紙 2023年10月27日付社説より)

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 パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの武力衝突によって増え続けている犠牲者には、イスラエルとパレスチナの住民に加え、多くの外国人も含まれています。現地に住む自国民が巻き込まれたタイとネパールの社説、そしてこの戦争が経済に与える影響について論じたシンガポールの社説を紹介しました。

 ⇒ https://dotworld.press/gaza_give_peace_a_chance/

 

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加速する気候危機を止めろ 悪戦苦闘の各国政府

(バングラデシュ・Daily Star紙 2023年9月18日付社説、インドネシア・Jakarta Pos紙 2023年9月15日付社説より)

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 地球上のあらゆる場所で、致命的な気象災害が続き、各国の危機感は強まる一方です。環境問題をとりあげたアジア各国の記事の中から、ベンガル湾におけるプラスチック汚染の問題と、スマトラ島などにおける森林火災の問題を取り上げたバングラデシュとインドネシアの社説を紹介しました。

 ⇒ https://dotworld.press/bangladesh_indonesia_climate_crisis/

 

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電気自動車の世界市場に攻勢をかける中国

(シンガポール・Straits Times紙 2023年9月22日付社説と、インドネシア・Jakarta Post紙 2023年9月13日付社説より)

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 近年、世界では中国製の電気自動車(EV)が爆発的に売り上げを伸ばしています。焦りを募らせるEUの姿勢を冷ややかに見るシンガポールの社説と、EVに使われるリチウムイオン電池の素材である希少金属ニッケルをめぐるインドネシアの社説を紹介しました。

 ⇒ https://dotworld.press/singapore_indonesia_ev_market/

 

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地域組織の苦悩 課題多きASEANと会合も開けぬSAARC

(インドネシア・Jakarta Post紙 2023年9月6日付社説、ネパール・Kathmandu Post紙 2023年9月18日付社説より)

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 東南アジアの地域共同体であるASEANと、南アジアの地域共同体であるSAARC。このうちASEANについては、今年の議長国であるインドネシアの英字紙が、発展段階も経済状況も異なる国々を取りまとめる難しさを指摘したうえで、気候変動や安全保障など「近さ」に基づく共通の利益を推進していく意義を訴える社説を掲載しました。

 他方、SAARCについては、ネパールの英字紙が、インドとパキスタンの対立により年次会合すら開かれていない現状を強く危惧する社説を掲載しました。

 ⇒ https://dotworld.press/indonesia_nepal_asean_saarc/

 

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「インド」が「バーラト」に国名を変更か

(インド・Times of India紙 2023年9月27日付社説、シンガポール・Straits Times紙 2023年9月11日付社説、パキスタン・Dawn紙 2023年9月8日付社説より)

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 今年9月、にわかに「インド改名」をめぐる騒ぎが沸き起こりました。G20議長国インドのムルム大統領が各国代表団に出した晩餐会の招待状の差出人欄に、「インド大統領」ではなく「バーラト大統領」と記されていたことから始まったこの騒動について、地元インドのほか、隣国パキスタン、そしてシンガポールの社説を紹介しました。

 ⇒ https://dotworld.press/india_pakistan_singapore_bharat/

 

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米軍のアフガニスタン撤退から2年 守られぬ人権

(パキスタン・Dawn紙 2023年9月14日付社説、アフガニスタン・Tolonews紙 2023年9月29日付社説より)

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 アフガニスタンから米軍が撤退し、タリバンが実権を握って8月で丸2年が経過しました。現地ではタリバン暫定政権によって今も深刻な人道危機が続いており、女性の労働や教育を受ける権利が制限されているほか、経済制裁や自然災害などの影響によって食料危機も起きています。米軍撤退後の2年間を振り返るアフガニスタンのメディア、トロニュースと、隣国パキスタンのドーン紙の報道を紹介しました。

 ⇒ https://dotworld.press/afghanistan_escalating_human_rights_violations/

 

 

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