「抵抗運動の歌(和訳)」
信じるもののために 最後まで歩き続けろ

  • 2021/3/26

【編集部注】

軍の弾圧が熾烈化し、抗議活動も難しくなりつつあるミャンマーで、若者たちがデモの時に歌う歌があるといいます。ここでは、老若男女に愛される「Yone Kyi Yar(信じるもの/信念」の歌詞を通じて、今のミャンマーの人々の心情を思いやるFacebook投稿をご紹介します。
 
~ 以下、Facebook投稿より ~
 
 
 
 たったの1カ月ほど前まで、三本指を掲げる若者たちが元気に通りで歌い、声を上げていたというのがどうも信じられない。それほど様相がすっかり変わってしまった。胸が押し潰されるようなあまりに酷いリポートばかりで、今あの若者たちの声が無性に聴きたい。
 そんな中、昨日J-Waveでミャンマーの話をする機会をいただいた。その時に番組の中でオンエアしていただいたのがこの歌。ミャンマーの老若男女から愛されるロック歌手レービューの「Yone Kyi Yar(信じるもの(or信念))」。私の信頼する友人にお勧めを聞いたところ、すぐに教えてくれた歌だ。奇跡のように今のミャンマーの人たちの心情にぴったりとはまる歌詞で、すぐ決定。番組でパーソナリティー別所哲也さんが粋な紹介の仕方をしてくださった。
 さらに驚いたことに、オンエア後、ふと若者のデモの声が懐かしくなり、2月前半のデモの動画を見返していたら、若者たちがこの歌を大合唱しているではないか。一回ではない。この時も、この時も。彼らはとっくに抵抗運動の歌としてこの歌を採用していたのだった。
 
 余談だが、格闘技の世界チャンピオンのアウンラNサン(カチン族)の入場曲にも使われていることが分かった。
 これは訳さないわけには行かない。
 
「信じるもの(or信念)」(あくまで仮訳)
 
 敗北に叩きのめされて
 燃え盛る不安の炎に がんじがらめになって
 猜疑心に苛まれる
 生きていればそういうことだってあるさ 
 それでもあきらめるな
 望みはいつか叶うから
 人というものは 信じるもののためにいつだって
 命さえも捧げるものなんだ
 君の信念は何だ
 信じるもののために 最後まで歩き続けろ
 いつかそこにたどり着くから
 曲がりくねった人生の道 
 一度は倒れることもあるだろう
 倒れたらまた立ち上がれ
 これは君の戦いなんだ
 戦いというものは皆 正義の戦いなんだ
 勝つのだという気持ちを胸に
 決して後戻りするな
 誰がどんな理屈を言おうと耳を貸すな
 自分のことは自分が一番知っているのだから
 君の信念は何だ
 信じるもののために 最後まで歩き続けろ
 いつかそこにたどり着くから
 
 
動画URL:https://youtu.be/0gYhsPA2VC4
 
 

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