「勇気」
「銃弾は1人だけを殺すが、恐怖は国を殺す」
- 2021/4/13
【編集部注:】
市民への弾圧が強まるミャンマーで、それでもなんとかして抗議の意思を示そうとする若者たちと、取り締まりに目を光らせ、人々に恐怖を植え付けようとする軍の様子を生々しく伝えるFacebook投稿をご紹介します。
~ 以下、Facebook投稿より ~
つい数時間前、よく知る学生のデモ隊が鎮圧された。10数人で横断幕を掲げようとしたら、おそらく10分も経たなかっただろう、軍と警察のトラックが来て、みんな散り散りに逃げていった。発砲音は聞こえなかったが、部隊は付近を捜索しているようだった。
「銃弾は1人だけを殺すが、恐怖は国を殺す」と話していた学生だ。その恐怖に打ち勝とうと、激しい弾圧の中でも勇気をもって抗議活動を敢行したのだ。無謀なのではない。事前にあたりを伺い、参加人数を絞り、活動を短時間にして、摘発を避けようとしていた。それでも、当局の見張りがいたのか、通報者がいたのか、あっという間に部隊はやってきた。
現場にはほかにも、何人か知り合いがいた。1人の無事は確認できたが、そのほかは逃げ切れたのかどうか、いまだにわからない。昨日までに、706人が当局の発砲などで死亡し、現時点でも3000人以上が拘束されている。多くは若者だ。一体この子たちが、何の悪いことをしたというのか。こういう不正義がまかり通る世の中を続けさせないため、市民は命をかけているのだ。
引用元UrL:https://www.facebook.com/yuki.kitazumi.92/posts/4217681311647060