Newsletter vol.8(2019年11月配信)より

  • 2022/4/26

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 「ドットワールド」は、記事、写真、動画を通じ、現地から見た「世界の姿」を伝えるニュースサイトです。
 今回の新着記事は以下の通りです:

◆「社会を読み解く」の新着記事(2019年10月17日~10月31日)はこちら:

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自分たちの言葉は教会で学んだ (ヤンゴン編集プロダクション 北角裕樹氏執筆)
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 135の民族を抱える多民族国家、ミャンマーでは、教育の現場においてビルマ語による教育が徹底され、カチン族やカレン族などの少数民族が自分たちの母語を学校で教えることが固く禁じられてきました。
 そんな中、19世紀ごろからのキリスト教の布教活動によってキリスト教徒に改宗したカチン族の間では、教会が開設するカチン語教室が母語を受け継いでいく場として大きな役割を果たしています。
 非公式の教育機関の一つ、ミッチーナの教会で行われているカチン語の教室や、カチン語をはじめ少数言語の書籍を販売している本屋の様子を通じて、自らの言葉を守り続ける人々の努力をミャンマー在住の記者が描きます。
 https://dotworld.press/myanmar_kachin_church/

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ケニア農業の現在地とこれから (グラスルーツウォーカーズ社 長谷川将士氏執筆)
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 ケニアには、農家の抱える課題を解決するため、1963年の創業以来、半世紀以上にわたって現場主義を貫いてきた農業商社があります。
 いまや社員600人を擁し、ケニアのみならず、東アフリカ地域にその名をとどろかせ、イスラエルにも進出しているアミラン社が、包括的なソリューションを農家に提供すべく培ってきた経験と知見を背景に、どのような使命を担い、ケニア農業にどのような可能性を見ているのか、現地在住の筆者が迫ります。
 https://dotworld.press/kenya_agriculture/
  

◆「現地の論調」の新着記事(2019年10月17日~10月31日)はこちら:

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トルコのシリア侵攻の背景は (パキスタン・Dawn紙 2019年10月14日付社説)
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 トルコは10月9日、シリア北東部のクルド人民兵組織「人民防衛隊(YPG)」に対する軍事行動を開始しました。
 過激派ISISの掃討に乗り出していた米軍が、急にシリアから撤収すると打ち出したことが引き金を引いたと言われています。
 パキスタンの英字紙Dawn紙は10月14日付社説でこの問題を取り上げ、トルコに引き上げを求めるとともに、トランプ米大統領を厳しく批判しています。
 https://dotworld.press/pakistan_turkey_invasion/
 
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洪水対策の抜本的な見直しを (タイ・Bangkok Post紙 2019年10月13日付社説)
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 タイ東北部では、8月末から続く大雨の影響で洪水が発生し、大規模な被害が出ています。
 10月13日付のタイの英字紙バンコクポストは、社説でこの問題を採り上げ、政府の対応の遅さを非難するとともに、洪水対策を抜本的に見直す必要がある、と訴えています。
 https://dotworld.press/thailand_flood/

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カンボジアのフン・セン政権が香港の「カラー革命」にみるもの (カンボジア・Khmer Times紙 2019年10月25日付社説)
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 カンボジアの英字紙クメールタイムズ紙は10月25日、これまで最大200万人が参加したと言われる香港の民主化要求運動を社説で取り上げ、「民主化の名のもとに、一定の国家に頼って行われる危険なカラー革命」だと厳しく批判しています。
 一見、香港について分析しているようで、カンボジア国民に同様の動きが広がることを警戒し、布石を打っているこの社説からは、昨年の総選挙前にフン・セン政権によって「解党」された最大野党のサム・ランシー元党首が間もなく帰国することを受け、カンボジアの政情が緊迫度を増していることが読み取れます。
 https://dotworld.press/cambodia_hongkong/
 
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「41%減」の意味は (フィリピン・The Philippine Inquirer紙 2019年10月21日付け社説)
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 フィリピンへの海外直接投資が減少傾向にあると言われています。
 10月21日付のフィリピンの英字紙「フィリピン・インクワイアラー」は、社説でこの問題をとりあげ、「投資家が求めるものは何か」を論じています。
 https://dotworld.press/philippine_41_decline/
 
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スリランカ大統領選におけるメディアの役割 (スリランカ・Daily News紙 2019年10月30日付け社説)
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 スリランカでは11月16日、現職のシリセーナ大統領の任期満了に伴い、5年に一度の大統領選挙が予定されています。
 同国の英字紙デイリー・ニューズは、35人もの候補者が出馬する大統領選をめぐるメディアの役割について論じています。
 https://dotworld.press/sri_lanka_presidential_election_med…/

◆「KINOKUNIYAランキング」の新着記事(2019年10月期)を更新しました:

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インドネシア紀伊國屋書店(Social Sciences) 2019年10月
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 Social Sciences分野の10月売上ベスト3を紹介しています。
 ・Adults in the room
 ・The Little Book of Feminist Saints
 ・How Democracies Die

╋■┛「世界ひと模様~ドットワールド動画コンテスト」13作品集まる!!!╋■┛

 第1回コンテストの作品募集を10月18日(金)に締め切りました。
 アジアの暮らしの中で笑顔が生まれる瞬間を描いたショートムービーが13作品集まりました。
 オフィシャルセレクションに選ばれた作品を今後、「ドットワールド」のサイト上に掲載し、審査を行います。
 「いいね!」の数を競うオーディエンス賞もありますので、ぜひご参加ください。
 https://dotworld.press/moviecontest-2/

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