カテゴリー:中国・東アジア
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シリアのアサド政権転覆で転換を迫られる中国の地政学的な戦略
シリアのアサド政権が2024年12月8日に突然、転覆してから約1カ月が経つ。新しいアハマド・シャラア指導者は、かつてアルカイダ・テロ組織のメンバーだったが、シ… -
「芸術と自由の沈黙に抗い続ける」アフガニスタンの女性詩人
2021年8月にイスラム原理主義勢力タリバンが20年ぶりに復権したアフガニスタンで、表現者や女性への抑圧が一層強まっています。教育を受けることも就労も許されず… -
中国高速鉄道の輸出で一帯一路の沿線国家が背負う三重苦
今年秋、中国の高速鉄道の総延長距離が3万マイル(4.83万キロ)を超えた。最高指導者の習近平氏は、2012年の政権発足時に、総延長距離1万マイル(約1万600… -
米大統領選後に訪れる台湾海峡の危機
11月5日に投開票が行われた米大統領選でトランプ氏が再選したことによって、国際情勢、特に台湾海峡の状況は大きく変わるだろう。それが吉と出るか、凶と出るかは分か… -
中国が大陸間弾道ミサイルの発射テストで核利用の意思を表明か
米国・ニューヨークで国連総会が開催されている最中の9月25日早朝、中国の大陸間弾道ミサイル(ICBM)が国際海域に向けて発射された。発射地はおそらく海南島で、… -
中東を舞台に複雑化する米中のパワーバランス
中東をめぐる米中のパワーバランス競争が複雑化している。最大の要因は、ハマスの政治的リーダーだったイスマイル・ハニヤ氏が7月末、訪問先のイラン・テヘランで、おそ… -
先鋭化する中国とフィリピンの対立 日米はどう対応するのか
中国とフィリピンの対立がにわかに先鋭化し、国際社会の関心を集めている。事態は、実質的に中国の第二海軍とみなされてきた「中国海警局」(以下、海警局)の船舶とフィ… -
頼清徳・台湾新総統が就任一カ月で直面する苦悩
台湾の頼清徳政権が正式にスタートして一カ月あまり。非党派・非営利団体・財団法人・シンクタンクである台湾民意基金会(本部・台北市)が6月18日に発表… -
激戦の中の青春描く「Lose and Hope」 カレンニーの監督が製作
監督も俳優も、泣きながら撮影したに違いない作品である。内戦が続くミャンマー・カレンニー(カヤー)州でクーデターに抵抗する「カレンニー諸民族防衛隊(KNDF)」… -
「新幹線方式」を採用したインド高速鉄道の今
インドで初となる高速鉄道の建設が急ピッチで進み出した。農民を中心とした地主の抵抗により遅れていた用地買収が1月にすべての区間で完了した。当初予定していた202…