「後悔」
国軍を増長させてきた一人ひとりの行動

  • 2021/4/3

【編集部注:】

多くの犠牲を出しながら、クーデターに対する市民らの抗議行動が続くミャンマー。ここでは、現地に詳しい筆者の回顧が綴られたSNS投稿をご紹介します。

~ 以下、SNS投稿より ~

ニューイヤーカード用にと申し出があったマンダレー王宮の写真(筆者撮影)

 60を超える年齢になると、思い出す後悔の数が多くなってしまう。ミャンマー関係でも後悔はいくつもある。
 1994年から2003年まで毎年ミャンマーにやってきていた。2000年の頃だったと思う。イギリスでミャンマーの民主化運動に関わっている団体からメールが来た。アウンサンスーチーのニューイヤーカードのために、私の写真を使いたいというのだ。とても光栄なことだった。しかし、私は考えてしまった。
 もしそのカードの写真を撮った人物が私だとミャンマーの軍政にばれたら、ミャンマーのビザが出なくなるかもしれない。結局、彼らの申し出を断ってしまった。
 次は、2002年だった。品川のミャンマー大使館にビザの申請に行くと、ミャンマーで撮影した写真は一切公開しないという誓約書を書けと言われた。また考えてしまった。結局、彼らの言うように誓約書を書いてしまった。
 また、ミャンマーの入管で便宜を図ってもらったということで、元軍人にウイスキーをお土産に持っていったこともある。当時、このような自己規制や軍政に対するおもねりはしょうがないということで、あまり気にしないようにしていた。
 今思い返すと恥ずかしいことだ。こうしたちょっとした一人ひとりの行動が国軍を生き長らえさせ、ますます増長させてしまったのだろう。今までの反省も込めて、これからもミャンマーの状況を発信していきたいと思っている。

 

引用元URL:https://www.facebook.com/osami.goto/posts/3891939290845108

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