中国企業の二面性表す病院の歴史
中国人女性記者が報道番組に込める願い
- 2019/7/15
シャロンさんとの出会い
元アメリカ国務省の外交官で、現在は国際環境NGOに勤めている友人から、中国の対外援助を研究しているという中国人の女性を紹介された。張暁文(シャロン・チャン)さん。中国大陸の出身で、香港の硬派のテレビ局であるフェニックス・テレビ(鳳凰衛視)に勤務しながら、アラブ世界や紛争地帯を取材するレポーターとしてのキャリアを積んだ。現在は独立して自らのスタジオを持ち、フェニックス・テレビのドキュメンタリー番組「龍が天下を行く(龍行天下、Odyssey of Dragon)」のプロデューサー兼監督を務めている傍ら、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科にも籍を置き、博士論文の執筆にも挑んでいる。
6月初旬、指導教官の勝間靖教授に論文指導を受けるために来日したシャロンさんは、西早稲田キャンパスにある筆者の研究室を訪ねてきてくれ、初対面とは思えないほど話は弾んだ。