森林を守れ
違法伐採の取り締まり強化に乗り出すスリランカ

  • 2019/9/9

 ブラジルのアマゾンで、大規模な火災が続いている。今年8月までに、4万3,000平方キロメートルが消失したとされており、これは前年一年分の消失 面積にあたるという。「地球の肺」とも呼ばれるアマゾンの火災に、国際社会もさまざまな形で対策に乗り出している。スリランカの英字紙デイリー・ニューズは、9月2日付の社説でこの問題を採り上げた。

南アメリカ大陸アマゾン川流域に大きく広がる熱帯雨林のアマゾンには豊かで多様な生命体がある。火災の行方が懸念される (c) Ryk Porras / Unsplash

人類の生命につながる宝

 社説では、「アマゾンの火災が、農牧地を拡大するために野焼きを行っていたことが原因で起きたという事実に、特に憤りを覚える。ブラジルのボルソナロ大統領は集中的に非難を浴び、ようやく消火のために軍隊を送り込んだ」と指摘し、大統領の開発政策によって火災が広がっていると言われていることを強調した。

 また、「アマゾンは地理的にはブラジルに位置しているが、地球のものである」とした上で、「どこの国の森林であろうとも、森林は人類の生命につながる力を有しており、宝である」「もし、各国が森林保護に関心を持たず、破壊に関与するようなことがあれば、すべての森林に暗い未来が待ち受ける」と述べ、遠い場所にあるアマゾンの森林の問題を自らの問題として考えるよう訴える。

ページ:

1

2

関連記事

 

ランキング

  1.  2017年、ミャンマー軍による大規模な弾圧を逃れ、70万人を超えるロヒンギャが隣国バングラデシ…
  2.  2021年8月にイスラム主義勢力タリバンがアフガニスタンで復権してから5年が経ちました。世界各地で…
  3.  2021年2月のクーデターから5年あまりが経ったミャンマー。2025年末から2026年初めにか…
  4.  アメリカと中国は、2026年9月に開かれた首脳会談で、人工知能(AI)のリスク管理に向けた対話…
  5.  タリバンがアフガニスタンで再び政権を掌握してから、今年8月で丸5年。その節目に…

ピックアップ記事

  1.  ネパールと中国の国境沿いで8月26日、大規模な鉄砲水と土石流が発生しました。原因の一つとして指摘さ…
  2.  2026年8月、ネパール中部を大規模な土石流が襲いました。ヒマラヤでは気候変動に伴う氷河の融解…
  3.  2017年8月25日、ミャンマー西部ラカイン州でロヒンギャの武装勢力が国境警察施設を襲撃したことを…
  4.  ミャンマー西部ラカイン州に多く暮らす少数派イスラム教徒ロヒンギャ。長年にわたり市民権を認められ…
  5.  2016年7月1日にバングラデシュの首都ダッカで発生したホーリー・アーティザン・ベーカリー襲撃テロ…
ページ上部へ戻る