森林を守れ
違法伐採の取り締まり強化に乗り出すスリランカ
- 2019/9/9
面積が33%に減少
アマゾンの現状について危機感を持つよう説いた後、社説は自国スリランカですべきことを指摘する。
「したがって、スリランカも、自国の森林保護に最大限の関心を寄せるべきである。スリランカの森林面積は1990年には36%だったが、現在は33%前後に減っている。森林火災はスリランカでもよく起きる。放火や不注意、自然発火など原因はさまざまだが、いずれにせよ、こうした火災は徹底的に防がなくてはならない。一度失われた森林は、二度と元の姿に戻らないのだから」
さらに積極的な対策として、「森林の再生」を訴える。「植林の成果が現れるのは、30年、40年も後のことだからこそ、未来に欠かせない森林を守り、育てることは、今すぐに取り掛からなくてはいけない」と、している。
スリランカでは6月、大統領府がチェーンソーの替え刃の輸入を禁止し、今後5年以内に製材所を閉鎖するという方針を発表している。AFP通信によれば、マイトリパラ・シリセナ大統領(環境相を兼任)は、環境会議の席上、違法伐採の取り締まりと森林保護に強い決意を表明したという。社説も大統領府の方針に沿った形で森林保護を強く訴えている。
(原文:http://www.dailynews.lk/2019/09/07/editorial/196243/protecting-our-forestss)
(AFPのニュース https://www.afpbb.com/articles/-/3229275)