大阪のミャンマー人たちが軍に抗議デモ
コロナ禍で中止していた活動を3カ月ぶりに再開
- 2021/7/17
2021年7月11日、大阪に住む在日ミャンマー人らが中之島公園に集まり、祖国ミャンマーでクーデターを起こした軍に対して1時間ほど抗議の声を上げた後、市内を1時間ほどかけて行進した。
彼らは、2月1日のクーデター直後から軍への抗議活動を繰り返し行ってきたが、関西地方でもコロナ感染者が増え、緊急事態宣言が発令されたことを受けて、4月から集会の中止を余儀なくされており、3カ月ぶりに大阪市の許可を取得して活動を再開したのだ。
この日、参加したのは20代から60代まで、約60人。初夏の日差しの中、蒸し暑さをものともせず、「民主主義をこの手に」、「ファシストの軍をぶっつぶせ」、「民主政府の指導者らを解放せよ」などと声をそろえて訴え、通りかかった日本人の中には足を止めて見守る姿もあった。
このデモ活動を主導した大阪在住の40代のミャンマー人、モッモッウーさんは、「日本に住む私たちも、祖国でクーデターを起こした軍を決して認めない。その意思を表すために、これからも、できれば毎週、抗議行動を続けたい」と、決意に満ちた表情で語った。