カテゴリー:岩田太郎

    太平洋島嶼国で深刻化するプラごみ問題

       
     近年、太平洋島嶼国を舞台に顕在化しつつある先進国と途上国の対立点が3つある。第一に、早ければ8月24日より開始が予定されている福島第一原子力発電所の処理水の放…

    エチオピアの飢える民衆に届かなかった食糧援助

       
     1億2000万人という、アフリカ第二の人口規模を誇るエチオピアで干ばつと内戦のために食糧が緊急に必要となっている中、米国や日本が支援した食糧の大半が政府高官や…

    米金融政策の「失敗の本質」はどこにあるのか

       
     米国では2023年3月以降、シリコンバレー銀行(SVB)、シグネチャー・バンク、そしてファースト・リパブリック銀行という3つの中堅地方銀行が相次いで破綻した。…

    貧困解決か脱炭素化か、前途多難な世銀改革  

       
     世界の最貧国、いわゆるグローバルサウス諸国がコロナ禍で打撃を受けた経済の立て直しに苦慮し、貧困を緩和する教育や医療、インフラなどのプロジェクトに低利で貸し付け…

    原発の処理水放出計画で対日感情が悪化する太平洋地域

       
     福島第一原子力発電所でたまり続ける放射性物質トリチウム(三重水素)を含んだ「処理水」の太平洋への放出開始が、早ければ2023年7月頃に開始される見込みだ。 …

    増え続ける難民の年齢推定を巡り揺れる欧州

       
     欧州連合(EU)域内への不法入境者が、2022年通年の速報値で前年比64%増の33万人に達した。多くがシリアやアフガニスタンなど紛争地域からの難民だ。中東出身…

    アフリカ関与策を強めて巻き返しを狙う米国

       
     アフリカに対する中国やロシアの影響力が増大する中、米国が巻き返しを図って積極的な関与政策を加速している。バイデン政権は、2022年12月に首都ワシントンで米・…

    米国内に「ウクライナ支援疲れ」の兆し

       
     2022年2月にロシアの侵攻を受けて、一時は亡国の淵に立たされたウクライナ。その後10カ月にわたり、米バイデン政権の総額1,000億ドル(約13兆3,000億…

    COP27で顕在化した古くて新しい南北問題

       
     米欧を中心とする豊かな先進国と、旧植民地を中心とする貧しい途上国が激しく対立する場面が増えている。地球温暖化については、11月にエジプトで開催された気候変動枠…

    イランから広がる「スカーフデモ」と米国社会

       
     イランの少数民族クルド人女性のマフサー・アミーニーさん(享年22、クルド名ジナ・アミーニー)が、イデオロギー的価値の強制を使命とする宗教・風紀警察に「ヒジャー…

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