【歩く・見る・撮る】― 写真民俗誌/民族誌へのいざない ―
ミャンマー(ビルマ)から ⑰ <像>

  • 2024/4/30

ミャンマーで国軍が与党・国民民主同盟(NLD)を率いるアウンサンスーチー氏らを拘束し、「軍が国家の全権を掌握した」と宣言してから3年以上が経過しました。この間、クーデターの動きを予測できなかった反省から、30年にわたり撮りためてきた約17万枚の写真と向き合い、「見えていなかったもの」や外国人取材者としての役割を自問し続けたフォトジャーナリストの宇田有三さんが、記録された人々の営みや街の姿からミャンマーの社会を思考する新たな挑戦を始めました。時空間を超えて歴史をひも解く連載の第17話です。

 ⑰<像> 

 ビルマ(ミャンマー)を象徴する像といえば、もちろん上座部仏教徒が手を合わせる対象である仏像、それに、「ナッ(精霊)信仰)」や「ウエザー(超能力)信仰」で擬人化された像を思い浮かべる。だが、ミャンマーには、それ以外にもさまざまな像がある。そのいくつかを紹介したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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