アニメーションは世界を救う? 海外から見る日本の文化
変わる「異端者」との距離感

  • 2020/2/1

ノンバーバルなコミュニケーションの可能性 

 とはいえ、時代は「グローバル」の名の下に、インターネットや格安航空会社(LCC)が急速に普及し、世界は広いようで狭くなってきている。限りあるかもしれない資源を、たとえ異端者との間でも分かち合うことが必要な時代が到来しているのではないだろうか。さまざまな人種や民族は、言語や文化の壁を乗り越えないと分かり合えない 。しかし、アニメーションのようなノンバーバルのコミュニケーションは、言語や文化の壁を超えられる可能性の一つだ。

ドラえもんは、ディスニーのキャラクターたちと並び、世界中どこに行っても出会うことができる(筆者撮影)

 日本の文化を密かに潜ませながら、世界に広まる日本のアニメーション 。それは、日本だからできるソフト面での大きな国際貢献の一つなのかもしれない。

 この連載では、そのようなアートやデザインから見るアジアや途上国を色々な角度から書いていけたらと思う。

 近年、「グローバル」の名の下に、インターネットや格安航空会社(LCC)が急速に普及し、世界は広いようで狭くなってきている。これまで知り合うことがなかったような人との出会いが増え、限りある資源を異なったバックグラウンドをもつ者の間でも分かち合うことが必要な時代が到来しているのではないだろうか。さまざまな人種や民族は、言語や文化の壁を乗り越えないと分かり合えない 。しかし、アニメーションのようなノンバーバルコミュニケーションは、言語や文化の壁を超えられる可能性の一つだ。

ラオスの移動遊園地の様子。ここでも、日本のキャラクターが溢れていた(筆者撮影)

 八百万の神に代表される日本の異端の者を受け入れるという文化を密かに潜ませながら、世界に広まる日本のアニメーション 。それはグローバル化が進む中で、日本だからできる言語や文化の壁を乗り越える手段となり得る、大きな国際貢献の一つなのかもしれない。

 

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