カンボジアとマレーシア、6つの共通点
マハティール首相の訪問を地元紙はどう伝えたか

  • 2019/9/18

「アジア式価値観」

 また、「両者はともに外国からの干渉に抵抗する」点を、社説は挙げている。「経済であろうと、政治であろうと、どんな問題に直面しても、外国に頼らず、自分たちのやり方で解決に取り組む。彼らは、覇権主義や帝国主義には我慢がならないのだ」としている。そして、「その根底には、アジアの歴史や文化、社会や政治的思想に基づいたアジア的価値観がある」と表現している。

 そして、「2人の長老政治家は、このアジア的価値観に基づき、新しい社会秩序を打ち立てるためにアジアが重要な役割を果たすべきだ、と考えている」とした上で、「中国、日本、韓国の成功例に、われわれは大いに勇気づけられる。われわれのリーダーは、西ではなく、東を見ている」と、指摘する。さらに、「民主化」についてもアジア式を貫くのがこの2人の考え方だ。社説は、「民主化は、それぞれの国の状況や現実を踏まえ文脈の中で語られるべきだ」と、している。

 5番目に社説が挙げたのは、国内の安全が脅かされた際の対応だ。社説は、「安全を脅かす要素を排除し、反抗する者の力をくじき、国内の団結力を高め、愛国心と国に対する忠誠心を育てる。それらが主な戦略だ」と、説明する。そして、「香港の暴力的な抗議活動は、外国の内政干渉を寄せ付けないことの大切さを警告している」と認識している点も、2人に共通していると言う。

 ちなみに、6番目の共通点として挙げられているのは、国内産業の多極化が一層の経済成長のカギを握る、という点である。

 マハティール首相は公式訪問期間中、王立プノンペン大学で学生たちとの対話集会に臨んだ。そこでも「自国の文化を誇りに思い、独自の方法で近代化と民主化を進めていくことが大事だ」という趣旨の発言をしている。アジア式民主主義、ルックイーストを掲げ、90歳を超えてなお健在なマハティール首相の存在は、フン・セン首相にとって心強いに違いない。

(原文:https://www.khmertimeskh.com/50639601/when-two-veteran-politicians-and-statesmen-meet/

 

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