急がれる麻薬対策
ミャンマー、国を挙げての取り組みが必要

  • 2019/8/21

 ミャンマーの英字紙「グローバルニューライトオブミャンマー」が、社説で違法薬物問題を採り上げた。ミャンマーではかつて、タイ、ラオスと国境を接する「黄金の三角地帯」で、麻薬の原料となるケシ栽培が盛んだった。政府やNGO、国連などがケシ栽培の代わりに他の換金作物の栽培に転換しようと取り組んだ結果、ケシ栽培は減少したと言われる。

ミャンマーではかつて、タイ、ラオスと国境を接する「黄金の三角地帯」で麻薬の原料となるケシ栽培が盛んに行われていた (c) Michael Busch / Unsplash

ケシから合成麻薬へ

 しかし、国連などによると、麻薬の原料はケシに代わって化学薬品が主流となり、この辺りは近年、合成麻薬の製造拠点になりつつあるという。民主化が進み、少数民族との和平も少しずつ進展し、開かれた国へと向かいつつあるミャンマーだが、一方で新たな問題も起きている。

 同紙の社説は、ミャンマーの違法薬物問題について、こう書いている。「私たちの国は、化学薬品の二大生産大国に挟まれ、国際的な麻薬取引市場を持つ国々と国境を接している。つまり、ミャンマーの違法薬物問題は、地政学的および政治的な状況と切り離せないのだ」「遠隔地域や開発が遅れている地域では、ケシが違法に栽培されているほか、ヘロインやメタアンフェタミンが製造されており、薬物使用が問題にありつつある」

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