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From Editor(2024年9月)
Newsletter vol.60
- 2024/9/24
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╋■┛ ドットワールド Newsletter vol.60
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https://dotworld.press
「ドットワールド Newsletter」へご登録いただいた皆様
東京ではようやく朝晩の風が心地よく感じられるようになりましたが、皆様、世界各地でいかがお過ごしでしょうか。
この夏にご紹介した記事は、昨年10月のハマス・イスラエル戦争の勃発から間もなく丸1年となるのを受けて、中東情勢に関する内容が並びました。20年以上パレスチナに通い、取材を続けてきた写真家の高橋美香さんには、昨年末から2カ月間、難民キャンプの家庭で居候した時の様子についてお話いただきました。映画を通じて世界の人々をつなぐ関根健次さんには、10月に新たに公開するガザ出身医師のドキュメンタリー映画に込める思いを執筆いただきました。また、中国情勢に詳しい福島香織さんからは、中東を舞台にした米中の和平交渉合戦が世界の分裂を一層深めているとの論考が届きました。この間にご紹介した各国の英字紙の社説にも、現状への強い危機感が滲みます。長年にわたりこの地域で積み重ねられてきた不条理の根深さ、殺戮を止めることすらできない国際社会の不甲斐なさ、和平交渉すら大国のパワーゲームのツールに成り下がる理不尽さを思い知らされます。
残念ながら、人々の日常や尊厳が奪われているのはこの地域だけではありません。2021年2月のクーデター以来、表現の自由が奪われ人道危機が続いているミャンマー、学生デモと警察の衝突で1カ月足らずのうちに約650人が亡くなったバングラデシュ、覇権を強める中国との温度感の違いから地域連合としてのまとまりがさらに失われているASEANなど、世界の行方にはいまだ真っ暗な雲が立ち込めているように思えます。
今回ご紹介した高橋さんへのインタビュー記事の最後には、高橋さんが耳にした西岸地区の人々の祈りの言葉が引用されています。同じ祈りを抱く世界中の人々に一日も早く安らぎが訪れることを心から願います。
「誰ひとり欠けることなく、それぞれの誕生日を祝えますように。
ちいさな喜びのつみ重ねが、おおきな悲しみをふきとばしてくれますように。
みんなが、自分の場所でおだやかに笑って暮らせますように。」
~『パレスチナに生きるふたり ママとマハ』(高橋美香(著/文|写真)かもがわ出版、2023年より~
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ドットワールドは、現地から見た「世界の姿」を伝えるために、これからも力を尽くします。引き続きご支援のほど宜しくお願いいたします。
□■□「社会を読み解く」の新着記事(2024年7月1日~2024年9月22日)■□■
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「尊厳なき生」を生き抜く ヨルダン川西岸 パレスチナ難民の祈り(保健医療専門職 西方浩美氏執筆)
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昨年のハマス・イスラエル戦争の勃発以降、ガザ地区における人道危機が続いている一方、西岸地区の人々が置かれている状況も深刻です。
20年以上にわたり現地に通って取材を続けてきた写真家の高橋美香さんが、昨年末から2カ月にわたり難民キャンプで共に過ごした「家族」の姿について語ってくれました。
⇒ https://dotworld.press/palestine_surviving_life_without_dignity/
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真の平和を提唱し、憎しみの連鎖を断つガザ出身の医師の決意(ユナイテッドピープル(株) 代表取締役 関根健次)
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ガザ出身でイスラエル初のパレスチナ人医師、アブラエーシュ博士は、3人の愛娘をイスラエルの砲撃によって亡くしてもなお「憎しみの連鎖を止めよう」と呼びかけます。
配給を手掛ける筆者から見た博士の姿をぜひご覧ください。
⇒ https://dotworld.press/gaza_i_shall_not_hate/
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中東を舞台に複雑化する米中のパワーバランス(ジャーナリスト 福島香織氏執筆)
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ハマスの最高指導者ハニヤ氏の暗殺事件で、さらなる情勢の悪化が懸念されている中東地域では、米国がエジプトやカタールの協力を得て停戦交渉の仲介に動いている一方、中国も和平の演出を画策しています。
中東を舞台に繰り広げられている米中の和平交渉競争が、世界を二分する大戦の序章へとつながっていると警鐘を鳴らす専門家の論考を掲載しました。
⇒ https://dotworld.press/china_us_u-s-chin_power_balance_in_the_middle_east/
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米国のニューカレドニア政策はハリス政権とトランプ政権でどう変わるのか(在米ジャーナリスト 岩田太郎氏執筆)
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現職のジョー・バイデン大統領に代わって民主党候補となったカマラ・ハリス副大統領と、共和党のドナルド・トランプ前大統領の一騎打ちとなった米湖港大統領選挙。
来年1月に誕生するのが「第1次ハリス政権」か「第2次トランプ政権」かで米国の対外政策はどう変わり、国際社会にどのような影響があるのでしょうか。
電気自動車(EV)の原材料ニッケルを産出する南太平洋の仏領ニューカレドニア情勢を例に解説しました。
⇒ https://dotworld.press/us_future_policy_toward_new_caledonia/
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米大統領選で進む争点つぶしと国民に広がるトランプ氏の「米国第一」思想(在米ジャーナリスト 岩田太郎氏執筆)
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トランプ前大統領とハリス副大統領の対決となった米大統領選。
支持率がほぼ拮抗し先行きが見通せない中、民主党の打ち出す政策がどんどん内向きになり、共和党の路線に寄り始めています。
超大国アメリカの今とこれからを読み解きます。
⇒ https://dotworld.press/us_ideological_defeat_of_democrats/
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◆先鋭化する中国とフィリピンの対立 日米はどう対応するのか(ジャーナリスト 福島香織氏執筆)
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南シナ海の領有権を巡ってフィリピンと中国の対立が深まっています。
この背景には、経済の低迷により拡大する人民の不満の矛先を国外の独立分子や米国帝国主義へと誘導したい習近平政権の思惑があると筆者は指摘します。
南シナ海の平和を維持するために、米国や同盟諸国に求められることについて考えます。
⇒ https://dotworld.press/china_philippines_sharpening_conflicts/
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「命の危険にさらされ続けてもミャンマーの真実を伝え続ける」(在独エディター 駒林歩美氏執筆)
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クーデター後のミャンマーに定期的に戻り撮影を続けている匿名のフォトジャーナリストの作品が、今年の世界報道写真コンテストで東南アジア・オセアニア部門の長期プロジェクトを受賞しました。
軍に攻撃された村などを訪問し、国民防衛隊(PDF)に同行しながら記録し続ける氏が、写真に込める思いと覚悟について語りました。
⇒ https://dotworld.press/myanmar_anonymous_photographer/
□■□「世界写真館」の新着写真(2024年7月1日~2024年9月22日)■□■
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【Pray for Myanmar】ロヒンギャ難民キャンプの学校(バングラデシュ)
(写真家 新畑克也氏撮影)
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「「いつか故郷ミャンマーに帰った時、子どもたちが生活に困らないように」。在日ロヒンギャの方が2017年11月に建設し支援を続けている学校を訪れた。子どもたちは目を輝かせ温かく歓迎してくれたが、国際的な関心や支援は先細っていくばかり。彼らの存在を忘れないでほしい。」
⇒ https://dotworld.press/photogallery_bangladesh_school_in_rohingya_refugee_camp/
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【Pray for Myanmar】朝の車両(写真家 小池隆氏撮影)
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「市場に向かう人々と荷物でごった返す朝の車内でマンゴーを売る女性。スライスしスパイスをかけて食べるマンゴーは大人気で、この車両でもあちこちから呼び止められていました。(ヤンゴン環状線)」
⇒ https://dotworld.press/photogallery_myanmar_morning_train/
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イスタンブールのグランドバザール(トルコ)(旅フォトグラファー 三田崇博氏撮影)
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「イスタンブールにある世界最大級とも言われる市場は、大小4000ものお店が軒を連ねて迷路のように広がっており、見ているだけでも楽しめる空間です。地震からの一日も早い復興を願います。」
⇒ https://dotworld.press/photogallery_turkey_grandbazar/
□■□「報道を読む」の新着記事(2024年7月1日~2024年9月22日)■□■
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悪化するミャンマー危機 解決のカギは中国国境の情勢か
(インドネシア・Jakarta Post紙 2024年8月28日付社説、バングラデシュ・the Daily Star紙 2024年8月25日付社説より)
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2021年2月のクーデター以来、少数民族武装勢力や民主化勢力と国軍の間で武力衝突が続くミャンマーを近隣国はどう見ているのでしょうか。
8月下旬に相次いでミャンマー情勢を取り上げたインドネシアとバングラデシュの英字紙の社説を紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/indonesia_bangladesh_prevent_repeat_rohingya_atrocities/
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対立か依存か 対中関係で一枚岩になれないASEAN の今
(フィリピン・The Daily Inquirer紙 2024年8月30日付社説、カンボジア・Khmer Times紙 2024年8月6日付社説より)
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フィリピン政府は8月25日、フィリピン漁業水産資源局の船が南シナ海で中国海軍や海警軍の船に囲まれ活動を妨害された、と発表しました。
一方、カンボジアは8月、中国の支援を受け同国最大のインフラ事業となる運河の建設を開始しました。
中国に対して一枚岩になれないASEANの姿勢が透けてみえる両国の社説を紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/philippines_cambodia_relations_with_china/
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イスラエルの「大量虐殺キャンペーン」を黙認するな 国際社会は行動を
(パキスタン・Dawn紙 2024年8月13日付社説、バングラデシュ・Daily Star紙 2024年8月13日付社説、インドネシア・Jakarta Post紙 2024年8月2日付社説より)
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パレスチナ・ガザ地区で民間人の殺戮が止まりません。8月10日には多くの住民が避難していた学校をイスラエル軍が空爆し、70人以上が死亡しました。
事態を報じるパキスタンとバングラデシュ、インドネシアの社説を紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/pakistan_bangladesh_indonesia_enough_is_enough/
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タイで「不敬罪」改正を訴えた最大野党 新党結成で再び躍進か
(タイ・Bangkok Post紙 2024年8月16日付社説、インドネシア・Jakarta Post紙 2024年8月9日付社説より)
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昨年5月にタイで行われた総選挙で若者を中心に支持を集め、第1党となりながらも、憲法裁判所によって解党を命じられた民主派の最大野党「前進党」。
タイの英字紙は前進党の議員らが結成した後継の新党を待ち受ける課題を指摘する社説を掲載し、インドネシアの社説は決定に抗議するタイ国民に心を寄せる社説を掲載しました。
⇒ https://dotworld.press/thailand_indonesia_ever_forward/
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バングラデシュ暫定政権が始動 国が回復するまで数十年か
(バングラデシュ・Daily Star紙 2024年8月11日付社説、インド・Times of India紙 2024年8月5日付社説、インドネシア・Jakarta Post紙 2024年8月14日付社説より)
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バングラデシュで学生のデモ隊と警察が衝突し、ハシナ首相が辞任に追い込まれた政変を近隣国はどう報じたのでしょうか。
地元バングラデシュに加え、インドとインドネシアの社説を紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/bangladesh_nepal_bridge_the_linguistic_divide/
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オリンピックに見る格差 新興国の「小さな選手団」が示すもの
(パキスタン・Dawn紙 2024年7月21日付社説、およびスリランカ・Daily News紙 2024年7月30日付社説より)
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人々の感動を呼ぶスポーツですが、選手の育成やトレーニング環境は国の経済レベルと切り離せません。
国際大会の華やかな舞台に寄せて自国のスポーツ政策を論じる南アジアの社説を紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/pakistan_sri_lanka_olympics_contingent/
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日本と円滑化協定を締結したフィリピンが抱く「ある懸念」
(フィリピン・Philippine Daily Inquirer紙 2024年7月8日付社説および2024年7月4日付社説より)
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日本とフィリピンは7月8日、「円滑化協定(RAA)」に署名しました。
中国の海洋進出という脅威に直面する両国が、安全保障面において連携を強化する狙いで結ばれたこの協定について、地元のフィリピンではどう報じられたのか紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/philippines_japan_reciprocal_access_agreement/
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プーチン大統領がパレスチナのアッバス議長と会談
(サウジアラビア・Arab News 2024年8月11日付報道、カタール・Al-Jazeera 2024年8月13日付報道より)
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ロシアのプーチン大統領が8月12日、モスクワ郊外でパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談し、今後のガザ情勢について意見交換を行いました。
国際社会の注目を集めたこの会談について、サウジアラビアとカタールの報道ぶりを紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/saudiarabia_qatar_putin_meets_abbas/
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衰退する米国 大統領選を見つめるアジアの冷静な視線
(インドネシア・Jakarta Post紙 2024年7月23日付社説、インド・Times of India紙 2024年7月26日付社説より)
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トランプ氏の暗殺未遂やバイデン氏の大統領選撤退など、大波乱の様相を呈するアメリカ大統領選を報じるアジアの社説からは、候補者たちを意外にも冷静に見ている様子が伝わってきます。
インドネシアとインドの報道ぶりを紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/indonesia_india_declining_america_and_presidential_election/
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混迷深まる中東情勢 アジアの新興国の反応
(パキスタン・Dawn 2024年8月1日付社説、インドネシア・Jakarta Post紙 2024年7月19日付社説、バングラデシュ・Daily Star紙 2024年7月25日付社説より)
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イランの首都テヘランで7月31日、イスラム組織ハマスの最高幹部イスマイル・ハニヤ政治局長が殺害されました。
複雑さを深め、終わらない中東の戦争に、グローバルサウスの国々は国際社会が緊急に介入すべきだと訴えています。
⇒ https://dotworld.press/pakistan_indonesia_bangladesh_haniyehs_murder/
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バングラデシュ政権崩壊 現地報道が伝えた抵抗と弾圧
(バングラデシュ・the Daily Star紙 2024年7月28日付&2024年7月23日付社説、パキスタン・Dawn紙 2024年7月20日付社説より)
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バングラデシュで公務員の特別採用枠をめぐり7月に発生した抗議デモと治安部隊の衝突は多くの死傷者を出し、8月上旬にはハシナ首相の辞任・国外逃亡という事態になりました。
デモの発生直後から政府の強権的な姿勢を強く非難していた現地および隣国の7月の7月の報道ぶりを紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/bangladesh_pakistan_denial_and_intimidation_will_not_solve_crisis/
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トランプ氏銃撃に見るアメリカの政治的暴力 アジア紙の視点
(インドネシア・Jakarta Post紙 2024年7月19日付社説、インド・Times of India紙 2024年7月14日日付社説、ネパール・Kathmandu Post紙 2024年7月17日付社説より)
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アメリカのトランプ前大統領が7月13日、東部ペンシルベニア州で演説中に銃撃される事件が起きました。
インドネシア、インド、そしてネパールの報道ぶりを紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/indonesia_india_nepal_american_nightmare/
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アジア各国の子どもたちが直面する学習危機
(バングラデシュ・Daily Star紙 2024年6月22日付社説、インド・Times of India紙 2024年6月19日付社説、フィリピン・Philippine Daily Inquirer紙 2024年6月2日付社説より)
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次世代を担う子どもたちの学習環境は、未来への投資です。
自国の教育課題を憂慮するバングラデシュ、インド、フィリピンの社説を紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/bangladesh_philippines_india_education_crisis/
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米国で起きたトランプ前大統領銃撃事件と中東諸国の反応
(イギリス・Middle East Monitor 2024年7月14日付、およびMiddle East Eye 2024年7月14日付記事より)
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演説中のトランプ前大統領が銃撃されて耳を負傷し、聴衆3人が死傷した事件は、世界でも大きく報道されました。
中東をウォッチする団体が米国内および中東各国の反応をどう伝えたか紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/trump_shooting_us_and_middle_east_reaction/
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強まる中国の影響力 新興国が選ぶのは連立か対立か
(フィリピン・Philippine Daily Inquirer紙 2024年6月25日付社説、パキスタン・Dawn紙 2024年6月23日付社説より)
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アジアでも存在感を一層高めている中国について、その経済力が自国の運営にとって不可欠になりつつあるパキスタンと、南シナ海における対立が顕在化しているフィリピンの報道ぶりを紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/philippines_pakistan_chinas_concerns/
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ウクライナ「平和サミット」、和平は幻想に終わったか
(インド・Times of India紙 2024年6月17日付社説、タイ・Bangkok Post紙 2024年6月11日付社説より)
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ウクライナの和平案について話し合うためにスイスで6月に開かれた「平和サミット」。
参加したものの共同声明には署名をしなかったインドと、平和サミットの場で声を上げることを呼びかけたタイの社説を紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/india_thailand_peace_summit_ukraine/
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アジアの「人口ボーナス」を支える若者 就職難で苦悩
(インドネシア・Jakarta Post紙 2024年6月5日付社説、ネパール・kathmamdu Post紙 2024年6月13日付社説より)
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日本を含む多くの先進国で労働力や経済成長の低下が大きな社会課題になっている一方、「人口ボーナス」の恩恵を享受している新興国の国々でも、国家にとって「恩恵」である若者たちが悩みに直面しているといいます。
インドネシアとネパールの社説を紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/indonesia_nepal_jobless_gen_z/
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インド総選挙が示した「13%の現実」とは?
(インド・Times of India紙 2024年6月7日付社説、ネパール・Kathmandu post紙 2024年5月26日付社説より)
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7億人が選挙権を持ち、「世界最大の民主主義国」と言われるインドですが。このほど行われた総選挙で誕生した女性議員は13%に過ぎませんでした。
女性の政治参加が進まないことを憂う地元インドの英字紙の社説などを紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/india_nepal_the_13_reality/
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大気汚染が深刻化する南アジアで呼吸器疾患による死者が急増
(パキスタン・Dawn紙 2024年6月25日付社説、バングラデシュ・Daily Star紙 2024年6月21日付社説、ネパール・Kathmandu Post紙 2024年5月22日付社説より)
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工場の排ガスや工事の粉塵によって呼吸器疾患の患者が急増し、子どもをはじめ人々の命を脅かしつつあります。
特に健康被害が深刻化している南アジアの社説を紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/pakistan_bangladesh_nepal_burdens_of_bad_air/
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イエメン 紅海で続くフーシ派による船舶攻撃
カタール・Al Jazeera(2024年6月22日付)、およびイスラエル・The Times of Israel(2024年6月29日付)より
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2023年12月半ばに顕在化したフーシ派による紅海危機を受けて紅海ルートの運航を見合わせる大手海運企業が相次ぎ、世界に大きな影響がおよんでいますが、攻撃を繰り返すフーシ派の発表には不正確な主張も見られるようです。
中東の報道ぶりを紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/yemen_houthis_claim_attack_on_ship/
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アジア各地で医療者不足が深刻化 手当求めストライキも
(マレーシア・New Straits Times紙 2024年5月14日付社説、スリランカ・Daily Star紙 2024年5月10日付社説より)
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毎年5月12日は、看護師の社会への貢献をたたえる目的で設けられた国際看護の日です。
この日の前後に南アジアのパキスタンとスリランカの英字紙がそれぞれ医療従事者の不足問題について論じました。
⇒ https://dotworld.press/malaysia_sri_lanka_tackling_nursing_issues/
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アジアを襲う豪雨と熱波 気候変動の危機に追いつかぬ対策
(フィリピン・the Daily Inquirer紙 2024年5月19日付社説、パキスタン・Dawn紙 2024年5月18日付社説、バングラデシュ・the Daily Star紙 2024年5月6日付社説より)
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地球温暖化による気候変動が世界各地に与える影響が危機的なレベルになっています。
熱波と豪雨に警戒するアジア各地の社説を紹介しました。
⇒ https://dotworld.press/philippines_pakistan_bangladesh_climate_change/
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