ミャンマーで国軍が与党・国民民主同盟(NLD)を率いるアウンサンスーチー氏らを拘束し、「軍が国家の全権を掌握した」と宣言してから3年以上が経過しました。この間、クーデターの動きを予測できなかった反省から、30年にわたり撮りためてきた約17万枚の写真と向き合い、「見えていなかったもの」や外国人取材者としての役割を自問し続けたフォトジャーナリストの宇田有三さんが、記録された人々の営みや街の姿からミャンマーの社会を思考する新たな挑戦を始めました。時空間を超えて歴史をひも解く連載の第10話です。
⑩<子どもの遊び・じゃんけん>
軍政下のミャンマー(ビルマ)を歩いてホッとさせられたのは、町でも山岳地帯でも、子どもたちの明るい声がこだまする遊びの光景を目にしたときであった。

シュエスンニョーと呼ばれるミャンマーの伝統的な遊び。(ヤンゴン、2003年)(c) 筆者撮影

(タイ・クレコー難民キャンプ、1993年)(c) 筆者撮影

ミャンマー本土最南端の地。(タニンダイー地域コータウン、2007年)(c) 筆者撮影

ミャンマー(ビルマ)国軍に対して武装抵抗闘争を続けるカレン民族解放軍の兵士たち。(カレン州、1993年)(c) 筆者撮影

若い兵士まじって子どもたちが石はじきの遊びに興じる。(カレン州、1993年)(c) 筆者撮影

(ヤンゴン、シュエダゴン・パゴダ境内、2013年)(c) 筆者撮影

(ラカイン州・シットウェー、ロヒンギャ・ムスリムが暮らす国内避難民キャンプ、2015年)(c) 筆者撮影

(カレン州・ターマニャ山、2003年)(c) 筆者撮影

(バゴー地域・タウングー、2003年)(c) 筆者撮影

独立記念日である1月4日のヤンゴンは毎年、街角や通りで駆けっこや木登りなどのイベントが行われる。
(ヤンゴン、2007年)(c) 筆者撮影

独立記念日である1月4日のヤンゴンは毎年、街角や通りで駆けっこや木登りなどのイベントが行われる。(ヤンゴン、2012年)(c) 筆者撮影

(ザガイン地域ナガ民族自治区、2018年)(c) 筆者撮影

日中子どもが遊んでいるのかと思っていた。夕方になると水汲みに出かけていた。(カチン州プータオ北部タンガ村、2007年)(c) 筆者撮影

(カチン州プータオ北部タンガ村、2007年)(c) 筆者撮影

(バングラデシュ・コックスバザール郊外、クトゥパロン非公式難民キャンプ、2009年)(c) 筆者撮影

(ザガイン地域・シュエボー~カター間、2018年)(c) 筆者撮影

(ヤンゴン・下ベズンダン、2011年)(c) 筆者撮影

(ラカイン州・ミャウウー、2010年)(c) 筆者撮影

(マンダレー地域・タウンビョン、2007年)(c) 筆者撮影

(ラカイン州・シットウェー、ロヒンギャ・ムスリムが暮らす国内避難民キャンプ、2015年)(c) 筆者撮影

(ザガイン地域・ポーウィンヒル、2018年)(c) 筆者撮影

(ヤンゴン・インセイン、2010年)(c) 筆者撮影

今もどこかで見られる「人力観覧車」。(ヤンゴン・インセイン、2003年)(c) 筆者撮影

(カチン州・ミッソン、2003年)(c) 筆者撮影

子どもたちが無邪気に遊ぶ。日本の裏通りを彷彿とさせる光景。(ヤンゴン・サンヂャウン、2008年)(c) 筆者撮影

ヤンゴンの公園でも見られる遊具が設置されていた。(ザガイン地域・ナガ民族自治区、2018年)(c) 筆者撮影
ちなみに、遊びにつながるジャンケンのやり方も、地域・民族・世代によっても異なるようである。

ビー玉遊びで順番を決めている。(マンダレー、2018年)(c) 筆者撮影

ラワン民族のジャンケン(左が矢〈勝〉、右がカニのハサミ〈負〉)(カチン州、2007年)(c) 筆者撮影

ラワン民族のジャンケン(左が刀〈負〉、右がカニのハサミ〈勝〉)(カチン州、2007年)(c) 筆者撮影

ラワン民族のジャンケン(左が刀〈勝〉、右が矢〈負〉)(カチン州、2007年)(c) 筆者撮影
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過去31年間で訪れた場所 / Google Mapより筆者作成
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時にはバイクにまたがり各地を走り回った(c) 筆者提供