From Editor(2026年6月)
Newsletter vol.66

  • 2026/6/10

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 今年も7月が巡ってきます。

 10年前の2016年7月1日、バングラデシュの首都ダッカでテロ事件が発生し、国際協力に携わっていた日本人7人が命を落としました。出発の前に食事を共にし、笑顔で見送った長年の友人も犠牲になりました。

 ひどく動揺しながら取材にあたったあの夏。悲しみの渦中にある人に取材して伝えることの意味や、自分の立場について自問を繰り返し、泣きながら記事を書いた日々が、この時期にはいつも以上に脳裏に蘇ります。

 世界はその後も分断を深めており、互いの違いを認め、受け入れ合える世界から遠ざかっているように感じます。生まれた国や地域によって苦しみや喪失が等しく受け止められていないように感じる場面も、少なくありません。

 それでも、あの夏に誓った通り、他者を理解することと、より良い世界を思い描くことを諦めたくはありません。遠い国の出来事を「関係のない話」として見過ごさず、その土地に生きる人々の声に耳を傾け続けること。それが、私たちがドットワールドで記事を届け続ける理由のひとつです。そんな思いを胸に、今回も新着記事をお届けします。

「社会を読み解く」の新着記事(2026年2月26日~2026年6月10日)

米中と中ロ、二つの首脳会談が示す中国の狙いとは(ジャーナリスト 福島香織氏執筆)

ヨルダンから見るアラブ社会(第5話)(ヨルダン在住ライター 磯部香里氏執筆)

イラン戦争のカギを握るアメリカの対イスラエル世論(在米ジャーナリスト 岩田太郎氏執筆)

新時代を迎えるバングラデシュ チッタゴン丘陵地帯の人々の思いは(ジュマ・ネット事務局長 稲川望氏執筆)

胡椒畑から見つめたカンボジアの30年(ドットワールド編集長 玉懸光枝執筆)

ペトロ人民元構想で資源チェーンの再構築を目論む中国(ジャーナリスト 福島香織氏執筆)

「私の経験そのもの」欧州のロヒンギャが語る映画『LOST LAND/ロストランド』(ドイツ在住エディター 駒林歩美氏執筆)

『LOST LAND/ロストランド』が公開 遠い場所の物語はなぜ私たちに届くのか(ドットワールド編集長 玉懸光枝執筆)

イエメン南部暫定評議会解散の衝撃と内戦の行方(エクセター大学アラブ中東研究所修士課程修了 桐畑杏香氏執筆)

オーストラリアの安全保障専門家が見るインド太平洋地域の安泰(ドイツ在住エディター 駒林歩美氏執筆)

タイ・ミャンマー国境の難民の今 就労が合法化されても変化はわずか(東京外国語大学大学院博士後期課程 大場翠氏執筆)

アメリカとイスラエルのイラン攻撃で中国は漁夫の利を得るのか(ジャーナリスト 福島香織氏執筆)

パレスチナのガザ地区で医療支援を行う安藤恒平医師に聞く(ユナイテッドピープル代表取締役 関根健次氏執筆)

北極圏の「安全保障」は何を守るのか――グリーンランドの現場から(ジャーナリスト 構二葵氏執筆)

 

「世界写真館」の新着写真(2026年2月26日~2026年6月10日)

ロヒンギャ文化記憶センター(写真家  新畑克也氏撮影)

【Pray for Myanmar】一時帰国(ビルマ語通訳、翻訳者 森本綾氏撮影)

イラン攻撃に寄せて 戦火直前の中東3カ国で出会った瞳 (写真家 三田崇博氏撮影)

朝、家族の風景(コロンビア)(フォトジャーナリスト 柴田大輔氏撮影)

エスファハーンの小学生(イラン)(旅フォトグラファー 三田崇博氏撮影)

【Pray for Myanmar】僻地で出会った日本(写真家  新畑克也氏撮影)

 

「報道を読む」の新着記事(2026年2月26日~2026年6月10日)

中東情勢の悪化で長引くエネルギー価格高騰をアジアはどう報じたか(インドネシア・Jakarta Post紙 2026年5月8日付社説、インド・Times of India紙2026年5月4日付社説より)

10年ぶりの「スーパーエルニーニョ」に警戒強めるアジア (フィリピン・Daily Inquirer紙 2026年4月29日付社説、インド・the Hindu紙 2026年5月15日付社説より)

世界で麻しんが流行 南アジアの脆弱な国々は (バングラデシュ・Daily Star紙 2026年4月27日付社説、およびネパール・Kathmandu Post紙 2026年4月14日付社説より)

バングラデシュが抱える2つの苦悩 ロヒンギャの流入と若者たちの流出 (バングラデシュ・Daily Star紙 2026年4月18日付社説および4月21日付社説より)

「史上最大のエネルギーショック」に対応迫られる各国政府 (ネパール・Kathmandu Post紙 2026年4月7日付社説、インド・Times of India紙 2026年4月20日付社説、インドネシア・Jakarta Post紙 2026年4月24日付社説より)

UAEがOPECから脱退 南アジアからは歓迎と懸念の声 (インド・Times of India紙 2026年4月30日付社説、パキスタン・Dawn紙 2026年4月30日付社説より)

「キングD」の激動の日々をインド紙はどう伝えたか (インド・Times of India紙 2026年4月27日付社説、および2026年4月30日付社説より)

イランとアメリカの仲介に名乗りを上げたパキスタン (パキスタン・Dawn紙 2026年4月27日付社説、インド・Times of India紙 2026年4月10日付社説より)

ネパールの地殻変動「ユースクエイク」を地元紙はどう報じたか (ネパール・Kathmandu Post紙 2026年3月10日付社説、および同3月27日付社説より)

中東情勢の悪化で不安定化する東南アジアのエネルギー供給  (フィリピン・Daily Inquirer紙(2026年3月18日付社説)、タイ・Bangkok Post紙(2026年3月18日付社説)

第二の衝撃が迫っているのか 混迷する中東情勢 (インド・Times of India紙 2026年3月30日付社説、パキスタン・Dawn紙 2026年3月31日付社説より)

イラン攻撃で「燃え上がる海」への視線 (インド・Times of India紙 2026年3月14日付社説、パキスタン・Dawn紙 2026年3月12日付社説より)

「戦争に勝者はいない」イラン攻撃に南アジア諸国から注がれるまなざし (インド・Times of India紙 2026年3月11日付社説、バングラデシュ・Daily Star紙2026年3月11日付社説、ネパール・Kathmandu Post紙 2026年3月1日付社説、スリランカ・Daily News紙 2026年3月14日付社説より)

イラン攻撃の影響 東南アジア諸国はどう見るか (インドネシア・Jakarta Post紙 2026年3月5日付社説、フィリピン・Daily Inquirer紙 2026年3月17日付社説、タイ・Bangkok Post紙 2026年3月6日付社説より)

パキスタンと交戦状態のアフガニスタンで蘇る暗黒時代 (パキスタン・Daun紙 2026年2月28日付社説、およびインド・Times of India紙 2026年2月22日付社説より)

トランプ関税の違憲判断をアジアはどう伝えたか (インド・Times of India紙 2026年2月20日付社説、マレーシア・New Straits Times紙 2026年2月25日付社説、バングラデシュ・Daily Star紙 2026年2月21日付社説より)

タイとバングラデシュで相次いで行われた総選挙を地元紙はどう伝えたか (タイ・Bangkok Post紙 2026年2月26日付社説、バングラデシュ・Daily Star紙 2026年2月15日付社説より)

総選挙で中道政党が圧勝したバングラデシュを近隣諸国はどう見るか (パキスタン・Dawn紙 2026年2月14日付社説、インド・Hindu紙 2026年2月14日付社説、ネパール・Kathmandu Post紙 2026年2月16日付社説より)

「高市氏の城」 新政権に寄せるインド紙のまなざし (インド・Times of India紙 2026年2月8日付社説、ヒンドゥー紙 2026年2月11日付社説より)

アメリカとイスラエルがイランを攻撃 前夜の情勢をアジアはどう報じたか (パキスタン・Dawn紙 2026年2月22日付社説、マレーシア・Straits Times紙 2026年2月19日付社説より)

EUとインドのFTA交渉妥結をめぐる期待と懸念  (インド・Times of India紙 2026年1月27日付社説、インド・Hindu紙 2026年1月29日付社説 より)

危機に瀕するアメリカの民主主義 南アジアのまなざし (インド・Times of India紙 2026年1月30日付社説、パキスタン・Dawn紙 2026年1月31日付社説より)

 

『月刊ドットワールドTV』の新着記事(2026年2月26日~2026年6月10日)

月刊ドットワールドTV #21 振り返り 「胡椒畑から見つめたカンボジアの30年」 (ドットワールド編集長 玉懸光枝執筆)

月刊ドットワールドTV #20 振り返り 「これは私たちの物語です」 (ドットワールド編集長 玉懸光枝執筆)

「月刊ドットワールドTV」#19 ガザの医療現場から届く声 安藤医師の証言より (ドットワールド編集長 玉懸光枝執筆)

「月刊ドットワールドTV」#18 北極圏の「安全保障」は何を守るのか (ドットワールド編集長 玉懸光枝執筆)

 

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