自分たちの言葉を守る戦い
カチン語ニュース雑誌カチンタイムズの記者魂
- 2019/9/30
こうした中、カチンタイムズは記事のフェイスブック配信を始めた。また、動画ニュースのネット配信を始める準備もしている。ビルマ語と英語を用いた動画でカチンの状況をより広い視聴者に届けようという試みだ。
現地マスコミの悩みのひとつは記者や編集者の人材不足だ。 ゾーリンプラさんは、一時期、ヤンゴンの記者養成機関の「ヤンゴン・ジャーナリズム・スクール」でトレーニングを受けた。こうした本格的なトレーニングを経験している記者は少なく、「こうした機会がカチン州にももっとたくさんあればいい」とゾーリンプラさん。
数少ないプロたちが、カチンの独自のメディアを守ろうと奮闘している。
(ヤンゴン在住ジャーナリスト・北角裕樹、写真も)